日清オイリオグループ株式会社(取締役社長:大込一男)では、“植物のチカラ”を食品以外の用途に活用する環境関連ビジネスとしてエコリオ事業を展開しています。 この度、日清オイリオグループ株式会社は、三和油脂株式会社(本社:山形県天童市)、山形大学工学部飯塚研究室(飯塚博 工学部機械システム工学科教授)と共同で、大豆の種皮を焼成した粉体が、電磁波を遮蔽吸収する「電磁波遮蔽吸収体」であることを発見し、多孔性炭素材料「フィトポーラス」を共同開発しました。 この「フィトポーラス」は、特殊な炉を用いて独自な製法で炭化焼成した多孔性炭素材料です。比重が非常に軽く、またエチレン・プロピレン・ジエンゴム等の汎用ゴムに対する練り込み量も通常のカーボンブラックの4倍程度まで高めることが可能なため、電磁波遮蔽吸収体として、またその他幅広い分野での利用が見込まれる新素材です。また、大豆の種皮を焼成した粉体であることから、環境面、健康面からも従来の石油系カーボンブラックと差別化できる新素材です。 現在、植物の種類および炭化焼成条件を変えることで新たな機能が生まれることも見いだしており、今後、「フィトポーラス」シリーズとして商品化していく予定です。尚、この新素材についての詳細を、国際学会:IUMRS−ICA2008(2008年12月11日:名古屋国際会議場)にて発表いたします。 商品特長
- 植物性カーボン
地球環境に優しい100%植物由来の炭素材料です。 - 多孔質構造
独自の炭化焼成技術により、比重が大変軽い多孔質な構造を有しております。 → BET比表面積(※1):約2u/g - 多彩な練り込み量
汎用ゴムへ練り込める量が多く、用途に応じた調節が可能です。 → EPDM(※2)では、汎用のカーボンブラック対比で約4倍の練り込み可 - 特性
練り込んだ汎用ゴムには、優れた電磁波遮蔽吸収特性があります。 → 50〜100MHz(例:ラジオノイズ(FM帯))で40dB以上の遮蔽 → 1〜300MHzで20dB以上の遮蔽 → 8,000MHzで20dBの吸収※1:比表面積の計算方法として有名な理論の一つ(1938年、Brunauer,Emmett,Tellerによる) ※2:エチレン・プロピレン・ジエン共重合体(Ethylene-Propylene diene terpolymer) リリース関するお問い合わせ 広報・IR部:電話03(3206)5109 商品に関するお問い合わせ エコリオ事業開発室 後藤 E-mail:h-gotou@nisshin-oillio.com 新たに開発した「フィトポーラスSH−3030」をご紹介しています。詳細へ
|
|