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  日清オイリオグループ株式会社
2017年


第18回日本認知症ケア学会大会での発表内容について
中鎖脂肪酸が認知症に与える改善効果の影響について検討
〜客観的・定量的測定と、日常観察から〜
 
 
2017/06/19

 日清オイリオグループ株式会社(社長:今村髦Y)は、2017年5月26日(金)〜27日(土)に開催された第18回日本認知症ケア学会大会(於:宜野湾市)において、中鎖脂肪酸の新たな研究成果として、認知症の改善効果の測定と解析結果、および症状の具体的な改善内容に関する3件の症例を発表しました。

【症例報告の概要】
次の3つの報告により、認知症者における中鎖脂肪酸の摂取は、日常生活動作の回復や笑顔が増えるなど、認知症の周辺症状(BPSD)の改善に有効である可能性が示唆されました。また、表情変化を画像解析し、客観的指標として数値化することで、BPSDの改善による生活の質(QOL)改善の指標として活用できる可能性を見出しました。

(1)介護老人保健施設に入所している認知症者の改善症例
 中鎖脂肪酸油を6g含有する加工食品を一日1回摂取し、3か月後に認知機能の変化を捉えるため、「食行動
 の変化」と「身だしなみを整える行動の変化」を介護者に聞き取り調査したところ、日常生活動作の改善傾向
 が見られました。(詳細は別紙参照)

(2)若年性認知症専門デイサービスに通う60歳代男性の改善症例
 3か月の未介入観察期間の後、中鎖脂肪酸油を6g含有するゼリー状食品を一日3回摂取してもらい、顔認証
 ソフトによる表情分析および介護者による「阿部式BPSD評価」ならびに表情の目視観察を実施しました。
 その結果において、表情分析・介護者の表情観察ともに、「笑顔の増加」が見られました。また、「阿部式
 BPSD評価」においても改善が見られました。(詳細は別紙参照)

(3)介護老人保健施設に入所している認知症者3名の改善症例
 70〜90歳代女性3名に、中鎖脂肪酸油6gが含まれるゼリー状食品を1日3回摂取してもらい、摂取前後
 で顔認証ソフトによる笑顔の出現率を評価した結果、1名で、笑顔出現率が約3割増加しました。施設スタッ
 フによる目視観察ならびに阿部式BPSD評価においても改善しました。他の2名は、笑顔出現頻度、目視観
 察、阿部式BPSD評価ともに変化がありませんでした。(詳細は別紙参照)

pdficon.gif別紙 参考資料

本発表は、5月26日(金)〜27日(土)に同学会大会の沖縄コンベンションセンター会場でポスター発表
したものです。
ポスター発表とは、研究の概要をまとめた大判のポスターの前で行うプレゼンテーションの形式です。

<今後の方針>
 認知症に関わる中鎖脂肪酸の健康機能については、引き続き症例を積み上げるとともに、外部機関とも協働
し、比較対照研究により、その有効性を明確にする臨床研究を進める予定です。
 また表情分析による認知症の症状改善の数値化技術への取り組みは、認知症患者と介護者との意思疎通の
サポートや、ケアの質改善などにつながる可能性があると考えられ、今後も引き続き相互の生活の質(QOL)
向上にかかわる効果について検討を進めたいと考えております。

リリースに関するお問合せ先
コーポレートコミュニケーション部 広報・IRグループ
03−3206−5109

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