Interview 03

[基礎研究]油脂がもたらす“おいしさ”を数値化し
商品開発につなげることで、
世界中に「明るいほほえみ」を届けたい

伏見 達也Tatsuya
Fushimi

中央研究所 研究第6課 兼 研究企画課
2012年入社
農学研究科 応用生命科学専攻修了

私のこだわり商品開発につながる新しい分析法・
評価技術を開発

商品開発や品質管理などにつながる新規分析法・評価技術の開発、また、それら技術を活用した油脂に関する機能・機構解明に取り組んでいます。研究には食品安全など研究員各自が担当しているテーマと、他部門から依頼されてデータを解析・提出する場合の2種類があり、自らの判断で優先順位をつけながら研究を進めます。結果が出るまでに時間がかかるデータ解析などは、翌日の出社までの時間を利用するなど効率的に業務が進むよう心がけています。また、一昨年からは研究企画課にも所属し、中央研究所全体の研究開発のマネジメント業務も担当。研究しやすい働き方の追求や環境作りに取り組んでいます。
私が担当しているのは“油脂のおいしさ”に関する基礎研究で、即座に商品開発に結びつくわけではありませんが、取り組んだ分析の結果が商品の採用につながったと開発部門の方から報告をいただいたとき、また、その商品が実際に店頭に並んでお客様が手にしている瞬間に出会えたときには、大きなやりがいを感じますね。

成長を感じた瞬間先輩たちの知見・技術の上に、
新たな研究成果を積み上げる

新人の頃は自分の仕事、他部署の仕事に線を引いてしまい、自ら仕事の壁をつくっていました。そのために頼まれた先輩に対して「それは自分の仕事でしょうか」と言い放ってしまったことがあります。今ならいろいろな経験をさせ、視野を広げようという先輩の配慮だったとわかりますが、当時は周りが見えず、反発しか感じなかったのです。そんなふうに目の前の研究しか頭になかった時期を経て、最近は物事を柔軟に考え、客観的に見ることができるようになったと思います。
分析方法・評価技術は時代により変わります。たとえば食品の安全性をどう規定し、どう測るか。日本と海外では安全基準が異なり、新たな基準が定められればそれを分析する方法が必要となるため、時には新たな分析法を考案しなければなりません。その場合、「どういう分析をして、どういう結果が出たのか、それをどう読み解くのか」が問われることになります。先輩たちが積み上げてきた知見・技術に基づき、新たな分析方法・データを積み上げていくことが、私たちの使命だと考えています。

成し遂げたいことさまざまな角度から
“おいしさ”を評価し、開発につなげる

私たちの導き出すデータや分析結果は、商品の安全性・機能性を担保するものであり、お客様の信頼につながるものです。どのような分析においても、結果に対する責任を持ち、迅速かつ正確に導き出すよう心がけています。現在、課で取り組んでいるのが「油脂のおいしさ」に関する研究です。油脂は食品においしさを付加しますが、どうすればそのおいしさを誰の目にもわかる形で数値化できるのか。仲間と協力し、さまざまな角度からおいしさを評価することによって、数値で優位性を証明できる商品を開発できればと考えています。また、油脂には「摂取したとき、人の体の中でどんな反応が起きているのか」など、多岐にわたる研究テーマがあります。今後は外部の研究機関・大学などとも協力しながら、さまざまな油脂の研究に取り組んでみたい。そしてそれを商品開発・事業につなげ、当社のシンボルデザインに示されている「明るいほほえみ」を、世界中の子どもからお年寄りまで届けたいですね。

[プロフィール]

食品メーカーを志望する中で、CMソング等になじみがあり、食用油はもちろん化粧品原料をはじめとする機能性素材の開発など多岐にわたる商品・素材を世に中に送り出している点に魅力を感じ、日清オイリオに入社。

[オフタイム]

最近、家で時短料理を始めました。実験と同じ感覚で楽しいです。ちなみに妻からは、「(料理の)腕が上がったね」と好評です。

[伏見 達也のある一日]

8:30

出勤

メールチェック、当日の業務の確認。
9:00~

作業開始

前日に機器にかけていた分析結果の確認、データ解析。
12:00~
13:00

昼休み

磯子事業場の食堂で、研究所の同期や先輩・後輩と一緒に食事をとります。
13:00~

部署内ミーティング

16:00

午後の作業

確認した結果を踏まえ、新たな分析のためサンプルの調整をして分析開始。
18:30

業務終了

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