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あなたのカラダに大切な植物油
効率良いエネルギーの供給源

1 私たちが生きていくためにはエネルギーが必要です。そのエネルギーを効率良く供給できるのが植物油です。炭水化物やたんぱく質が1gあたり4キロカロリーなのに対して、植物油は約9キロカロリーで、少量でエネルギーを供給できます。
必須脂肪酸がタップリ

2 必須脂肪酸は、私たちの体が正常な発育や機能を果たすのに欠かせないものなのです。しかし、体内では作ることが出来ないので、食品から摂取しなければなりません。
必須脂肪酸は、植物油全般に多く含まれているリノール酸、大豆油や菜種油(キャノーラ油)などに含まれているリノレン酸が代表格です。植物油は、まさに必須脂肪酸の貴重な供給源といえるでしょう。

ビタミンEがタップリ

3 ビタミンEは健康維持に欠かせない栄養素で不足すると不妊症、成長障害、中枢神経障害などを引き起こします。厚生労働省でも1日の所要量を定め、必要量の摂取を推奨しています。植物油には、この大切なビタミンEがタップリ含まれています。私たちは、植物油を使って調理することで知らず知らずのうちにビタミンEを効率良く補給していたのです。
ビタミン類(脂溶性)の吸収アップ

4 ビタミンEと同様、健康維持に欠かせないビタミン類に、ビタミンA、カロチン、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKなどがあります。これらは植物油になじみやすい性質があり、脂溶性ビタミンと呼ばれており、植物油で調理すると効率良く吸収されます。特に、ニンジン、ピーマンなどの緑黄色野菜に多く含まれているビタミンAは、植物油で調理することで大変良く吸収されることが知られています。
ニンジンを生で食べたときには、10%程度しか吸収されませんが、植物油と一緒に食べると50〜60%も吸収されます。
水になじみやすい他の水溶性ビタミンについても、植物油で調理する様々な利点があります。例えば、短時間で加熱調理できるので、ビタミンCの壊れる割合を少なくすることができます。また、植物油がビタミンCの表面をおおうので、熱や空気で酸化されてしまうことから守ることもできます。そして、炭水化物を消化するときに大量に必要なビタミンB1の消費を節約します。また、水溶性ビタミンが煮たり茹でたりで流れてしまうのを防ぎ、食品中に多く残すことができます。
食事の脂肪酸バランスを調整

5 私たちは、食事でとる脂肪酸を適量とすることだけでなく、バランスにも気を配る必要があるのです。適正な割合で脂肪酸をとらないと心臓疾患に代表される生活習慣病のリスクが高まってしまいます。厚生労働省も動物由来/植物由来/魚由来の脂肪や脂肪酸の種類別の摂取に関する適正な比率を掲げて推奨しています。
食生活の欧米化にともなって、私たちは動物性の脂肪をとる機会が増していますが、ここでも植物油は健康への貢献を果たしてくれています。植物油には動物性の脂肪に不足している脂肪酸(多価不飽和脂肪酸)が豊富に含まれています。私たちは植物油を使って調理することで、知らず知らずのうちに上手に脂肪酸のバランスを整えているのです。


隠れた健康への貢献、衛生性の向上

6 植物油の隠れた私たちの健康への貢献に、衛生性の向上があげられます。植物油を使って炒める、揚げるなど高温で調理をするとその熱で殺菌され衛生性が高まります。暑い季節にスタミナをつけるために揚げ物などが家庭のメニューに登場するのも、経験的に衛生性の向上を意図してのものなのかも知れません。
また、食品を植物油中に漬けておくことでも微生物などの繁殖を抑えることができます。

おいしさと健康

7 植物油を使って調理をすると、特有のまろやかさ、コク、うまみをつけることができ、大変おいしく仕上がります。植物油の機能による健康性もさることながら、おいしい料理を家族で囲むことで得られる楽しさ、心の健やかさを提供できることがもっとも大切な植物油の役割なのかもしれません。


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