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糖尿病とは?

糖尿病とは、すい臓から分泌されるインスリンの欠乏や作用低下のために、血中のブドウ糖をはじめさまざまな栄養素が体内に取り入れられなくなり、代謝異常が生じる状態です。典型的な症状は口渇、多飲および多尿です。診断は表のごとく血糖値でなされます。平成9年度「糖尿病実態調査」では、日本の糖尿病患者は推計で690万人、予備軍(糖尿病境界型)を含めると1370万人と推計されています。

糖尿病を放置しておくと

糖尿病は、初期においては自覚症状がありません。しかし放置しておくと、全身の様々な臓器に障害(合併症)が出現します。3大合併症は、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症および糖尿病性神経障害です。後天的に目が不自由になった方、慢性腎不全のために透析を受けている方の大多数は、糖尿病のこれらの合併症に由来しています。糖尿病の放置は、人生を暗転させる結果を引き起こしかねません。


糖尿病をふせぐには

糖尿病をふせぐには、毎日の食生活や適度な運動、ストレス解消などを常に意識しておくことが大切です。

適切な食事適度な運動禁煙と節度ある飲酒疲労・ストレス解消健康診断




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1.1日に摂るカロリーの量を決めましょう
糖尿病で食べていけないものは何もありません。必要最少量のカロリーを摂取することが基本です。たとえ糖尿病でなくても、糖尿病に準じた食事をすべきです。すなわち、糖尿病食は万人の健康食であって、決して食事制限ではありません。右の表を参考に、自分の適正エネルギーを計算してみましょう。

2.栄養バランスのとれた食事をしましょう
ポイントは、3大栄養素のたんぱく質・脂質・糖質ならびにビタミン・ミネラル・食物繊維を適切にバランスよく摂ることです。おおよそたんぱく質は1日体重1kg当たり1g、脂質は1日60g(総エネルギーの20〜25%)、残りのカロリーは糖質からの摂取(総エネルギーの50%以上)が基本となります。

たんぱく質 → 肉・魚・卵・豆類・乳製品など
脂質 → 油脂・種実など
糖質 → ごはん・パン・めん・砂糖など
ビタミンおよびミネラル → 野菜・果物・海藻など


3.食物繊維をとりましょう
食物繊維には血糖値の上昇をゆるやかにする働きや、血中コレステロール量を下げる働きがあります。さらには、腸の働きをよくして便通を促し、体のリズムを整えてくれる働きもあります。

食物繊維 → 海藻・ごぼう・納豆・さつまいも・こんにゃく・きのこ類・ナッツなど

right 4. 低GI食品のすすめ
食物の種類により、血糖値が上がりやすいものと、上がりにくいものがあります。ブドウ糖の血糖上昇値100を目安値として比較した数値をGI値(グリセミック・インデックス)といいます。血糖を急上昇させる食品は、多量のインスリン分泌を促すため、すい臓に負担をかけてしまいます。
主食を白米から玄米に、うどんをそばやパスタに、食パンを全粒粉パンやライ麦パンなどに置き換えてみましょう。



適切な運動
運動は、肥満の予防や改善に効果があるだけでなく、今回取り上げた3つの生活習慣病の予防と治療に効果があります。また、運動の習慣化は若さを保つ上で非常に効果的です。
それでは適切な運動とはどんなものでしょうか。
運動には4つの要素があります。

1. 運動の種類:ジョギング、ウォーキング、サイクリングのような有酸素運動が安全で効果があります。
2. 運動の強度:心拍数で適度な強度を決めるのが良いでしょう。
(220-年齢)×(0.5ないし0.6)の心拍数が安全で効果がある強度です。
3. 運動している時間:運動強度によってことなります。上記の安全な強度であれば、1回の運動時間の目安は、20〜30分です。
4. 運動する頻度:頻度は週に3回が理想ですが、週1回でも効果があります。

運動を生活の一部にしましょう。エレベーターを使わず、階段の使用や通勤時に1駅歩くなど、日常の生活を活動的にする良い生活習慣を身につけましょう。

禁煙と節度ある飲酒
禁煙

喫煙は自分の意思でなる生活習慣病です。今回お話した3つの疾患と同等かそれ以上に健康を様々な面から侵します。高血圧症を薬で治療しても喫煙すると何の効果もなくなってしまいます。
喫煙は百害あっても一利無しですが、禁煙すればその時から状態は改善します。
禁煙できない理由は、習慣性とニコチン依存症のためです。多くの人は習慣性喫煙ですので克己心さえあれば禁煙できます。また、ニコチン依存症の人は、ニコチン製剤を用いて依存から離脱もできます。


まずは禁煙すべき動機付けを今持ちましょう!

お酒
適量は、百薬の長です。しかし、大酒は血圧上昇、糖尿病の悪化および脂質の上昇をきたします。週に1〜2回は、お酒を断つ「休日」をもうけましょう。




疲労・ストレス解消
現代人は、さまざまなストレスにさらされています。適度なストレスは、体には必要ですが、過剰なストレスは精神と身体に悪影響をあたえます。ストレス過多の危険信号のひとつが疲労です。また、これらは生活習慣病の増悪因子としてはたらきます。

ストレスと疲労の解消の5か条
HEART
(心臓)を大切にすることです
ope :人生を楽しみましょう
at :食生活に注意を払いましょう
ctivity :はつらつと活発に生活しましょう
est :疲労を明日に残さないように十分睡眠・休養をとりましょう
raining :週に3回は積極的に運動をしましょう

健康診断
健康診断は健康について考える良い機会です。また、身体の仕組みを知る機会でもあります。
・病気の早期発見だけでなく、日常生活のあり方を考え直してみましょう。
・健康上の不安、疑問を解消しましょう。
・仕事への取り組み方を考え直してみましょう。


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