


詳しく解説!10食品群アプリとシニア世代の低栄養について
近年、食を取り巻く問題は多様化し、子供の食の乱れからくる肥満や痩せ、若年女性やシニア世代での低栄養、中高年期のメタボなど、各ライフステージにおいて様々な事象を引き起こしています。これらに共通している原因の一つに「食のバランスの乱れ」があります。
こうした中、日清オイリオグループでは、健康な毎日を暮らすために、食に関する「3つのバランス」(①食事と運動のバランス、②栄養のバランス、③油のバランス)の大切さを、ホームページやセミナーなどを通じて、皆様にお伝えしています。
食の「質と量」を整えることは重要ですが、それを実践するのは簡単ではありません。そこでこの度、簡単に毎日できる食のセルフチェックアプリ「バランス日記」を開発しました。このアプリを世の中に広め、栄養バランスを整えていくための、はじめの一歩として使って頂くことで、食と栄養バランスを取り巻く問題の解決に少しでもお役に立ちたいと願っております。
食のセルフチェックで使用するのは10食品群。こちらは、本アプリの共同開発者である東京都健康長寿医療センターが、高齢者の低栄養予防を目的に考案したものです。観察疫学研究結果を基に、特に食が細くなる高齢期においては、「いろいろ食べて、多様な栄養素を摂取する」ことが、低栄養や骨格筋量・体力の低下を防ぎ、健康寿命を延ばすことに繋がるとされています。
10食品群は、日本の栄養指導でも使われている三色食品群や六つの基礎食品が基になっており、これらをまんべんなく食べることは、高齢者だけでなく、どの世代の方にとってもバランスの良い食事に繋がります。是非、毎日の食事で意識してみましょう。
<参考情報>
◆東京都健康長寿医療センター研究所 「食生活に要注意 -高齢者の低栄養はキケンー 」
◆健康長寿のための食事と栄養
◆文献リスト