地球環境
植物資源を事業のベースとする当社グループにとって、地球環境や資源の保護は事業の持続性そのものです。次世代のため、脱炭素社会、循環型社会の実現を目指し、未来を見据えて事業活動での環境負荷を最小限にする取組みを進めるとともに、環境課題の解決に資するビジネス領域の構築を進めます。
社会環境・社会課題
- ・平均気温上昇2度未満への抑制に向け、先進国では2050年に温室効果ガス排出量を2009年比で8割以上削減する必要がある
- ・干ばつや風水害等、気候変動による自然災害が増加
- ・気候変動によるリスクと機会を把握し、戦略的に対応する必要性が増加
- ・マイクロプラスチックによる海洋生態系や人体に与える影響が顕在化
当社グループへの影響
- ▲気候変動により、原材料の安定調達およびコスト上昇リスクが発生する。また、エネルギーコストや、炭素税など新たなコスト上昇要因が発生する
- ▲自然災害の増加・甚大化により、生産設備の損壊等、操業の継続が脅かされる
- ●適切な環境課題への対応や情報開示により、企業価値を高められる
- ●植物資源の活用により、新たな環境課題解決型のビジネスチャンスを創出できる
課題解決に向けた具体的取組み
- ・新技術の積極的な導入により、サプライチェーン全体で温室効果ガスの削減に向けた施策を進め
- ・TCFDに賛同し、気候変動に対応したリスクと機会の分析を進める
- ・生産工程における廃棄物の再資源化を推進し、ゼロエミッションを継続するとともに使用する水の削減を進める
- ・容器包材におけるプラスチック使用量の削減と、環境対応プラスチック(植物性/生分解性/再生)の採用を進める
- ・堺工場で他拠点に先行してサステナビリティセンター化を実現、さらには同様の取組みをグループ全体に展開する
- ・インターナルカーボンプライシングの導入など環境への取組みに投資しやすい仕組みを整備する
- ・工業用途での鉱物油から植物油への代替利用の促進やバイオマスの新しい活用法の検討など、環境課題解決型ビジネスの構築を進める
共有価値
- ◎温室効果ガスの排出を削減するとともに、気候変動による影響を低減する
- ◎資源は有限であるとの認識のもと、循環型社会を実現する
- ◎環境負荷の少ない容器・包装を開発し続ける環境課題解決型ビジネスにより、商品・サービスを通じて社会に貢献する
CSV目標
- ◎バリューチェーンにおける温室効果ガスの排出削減率
Scope1,2におけるCO2量削減率;31%(2016年度比)Scope3におけるCO2排出量削減率;2021年度公開予定
- ◎プラスチック容器・包装の削減および資源循環の推進
- ◎植物資源を活用した、環境にポジティブインパクトを与える商品・サービスの開発