
日清オイリオグループは持続可能な社会の実現に向けた企業の社会的責任(CSR)に対する取り組みの一環として、すべての原材料・サービス等の調達活動の指針となる「日清オイリオグループ調達方針」を2018年6月に制定しました。持続可能な社会の実現・発展に向けては、サプライチェーン全体として「日清オイリオグループ調達基本方針」を遵守することが重要であり、この方針に基づく取り組みを広げていくことを目指しています。
あわせて、パーム油産業に関する環境・社会的課題を深く理解・認識し、パーム油産業の健全な発展に貢献していくため「パーム油調達方針」を2018年6月に制定し、2018年12月にNDPE(No Deforestation, No Peat and No Exploitation:森林破壊ゼロ、泥炭地における新規開発ゼロ、先住民、労働者への搾取ゼロ)宣言を公開しました。
また、2019年7月より定期的に当社グループの「認証油割合」「搾油工場トレース割合/搾油工場リスト」を当社ホームページに情報公開しています。
調達したパーム油の調査状況を報告します。
パーム油 パーム核油 その他(脂肪酸、グリセリン) |
認証油割合 | 搾油工場までの トレーサビリティ割合 |
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2020年1月-6月調達分 | 39.5% | 98.1% |
2019年1月-12月調達分 | 43.5% | 98.4% |
2018年1月-12月調達分 | 43.8% | 96.1% |
※当社のサプライヤーに関するリスク評価は、第3者機関によるデスクトップ調査および地理空間システムを活用することによって、100%実施しています。
日清オイリオグループが取引及び加工するパーム油製品に関するアクションプラン(実行計画および進捗状況)は以下の通りです。
活動項目 | 活動実績/予定 | 目標期日 | 取組状況 | ||
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1 |
持続可能性に配慮した パーム油調達の実施 |
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2019年7月 | 公開済み | |
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2022年 | 取組継続中 | |||
2 | サプライチェーンの改善 | ①パーム農園や 搾油工場の把握と評価 |
搾油工場のリストを公開 | 2019年7月 | 公開済み |
搾油工場リストに基づくリスク評価を実施 | 2019年11月 | 実施済み | |||
リスクが高い搾油工場への改善対応検討 | 2020年9月 | 取組継続中 | |||
農園までのトレーサビリティ割合の把握 | 2025年 | 検討中 | |||
②サプライヤーとの 調達方針の共有と課題解決 |
NDPE宣言及び当社のパーム油調達方針について、主要な調達先への説明を実施 | 2018年12月 | 実施済み | ||
③小規模農家の支援 | グループ会社と共同で取組を検討 | - | 検討中 | ||
④苦情処理手順の構築 | 苦情処理手順を作成し、日清オイリオグループHPで公開 | 2019年7月 | 公開済み | ||
3 | 透明性の確保(情報の公開) | ①認証油の調達割合 |
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2019年7月 | 公開済み (更新継続) |
②搾油工場及び、農園までの トレーサビリティ割合 |
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2019年7月 | 公開済み (更新継続) |
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農園までのトレーサビリティ割合の把握 | 2025年 | 検討中 | |||
③搾油工場リスト | 日清オイリオグループHPにて、搾油工場リストを公開し、半年毎に更新 | 2019年7月 | 公開済み (更新継続) |
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④苦情処理手順及び、 苦情処理リスト(苦情ログ) |
日清オイリオグループHPにて、苦情処理手順を公開 | 2019年7月 | 公開済み | ||
苦情処理リスト(苦情ログ:苦情内容と対応方法)を公開 | 都度 | ||||
⑤調達方針実現に向けた アクションプラン |
実行計画の策定と公開 | 2020年6月 | 公開済み (更新継続) |
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4 | 社会貢献活動 | グループ会社と合同で活動を実施 | 2020年 | 取組継続中 |