Message人事担当役員
メッセージ

取締役
常務執行役員小林 新

“教育最優先の原則”で
チカラを伸ばし、
食卓に笑顔の連鎖を
生み出す原動力に。

卓越した技術力をもって世界へ展開し、
グローバルブランドを確立

当社は、110年以上にわたって培ってきた卓越した油脂に関する技術をもって、お客さまのニーズや課題を解決することで新たな価値を生み出し市場を創造することを使命とし、豊かな食卓の提案と人々の健康への貢献を通じた企業価値の最大化を目指しています。
2017年度からは中期経営計画「OilliO Value Up 2020」をスタートしました。「Globalization」「Technology」「Marketing」の3つをキーワードに新たな成長戦略を推進していきます。
「Globalization」とは、技術に裏付けられた最大価値を持つ商品を世界中のお客さまにお届けしてグローバルブランドを確立することと、国内外の拠点を新たな視点で再構築することを指しています。
「Technology」とは、これまで培ってきた油脂技術を研究、開発と生産を融合させることでさらに深化させること、さらに基礎研究に加えて応用研究、特においしさや食べやすさといった加工面での技術優位性を確立することを狙っています。
「Marketing」については、お客さまの目線から物事をとらえ、用途開発・商品開発・生産・物流・プロモーション・販売を一体的に展開しようという意図をこめたものです。

MCT(中鎖脂肪酸)の
可能性を追究し、
食卓に笑顔の連鎖を生み出す

油脂は人の食生活の基盤にあるものです。それだけに当社製品は、食品業界全体のものづくりや品質にも多大な影響を与えます。その影響は海外にも及び、世界中の食卓に笑顔の連鎖を生み出します。
近年の研究により注目が集まっているMCT(中鎖脂肪酸)に関しては、すでに40年にわたって開発・商品化に取り組んでいます。
MCT(中鎖脂肪酸)は一般的な油脂に比べて消化・吸収が速く、エネルギーになりやすいという特長をもっています。現在は、体に脂肪がつきにくい健康オイルや高齢者のエネルギー補給のための商品などを展開しています。さらに近年では、アルツハイマー型認知症の予防・改善やアスリートの筋力・持久力アップ、乳幼児の発育などにおいてもMCT(中鎖脂肪酸)の働きに着目した学術的な研究が行われており、さまざまなライフステージでの展開が期待されています。

“自立”と“協創”を両輪に、
精鋭を育成する

ものづくりやマーケティングの中心は人であり、採用や人材育成は最優先のテーマです。とりわけ人材育成においては、社員一人ひとりの“自立”と、チームとしての“協創”をテーマに掲げています。
高い志を持って、自身に磨きをかけ、自ら考え、主体的に行動する「自立」の精神を育むとともに、お互いの信頼感と共通のビジョンのもとで連携・協働して新たな価値を創造する「協創」の大切さを実感しながら各人のキャリアを積んでいっていただきます。
社会人としてのスタートを切ったばかりの若手社員が具体的なキャリアを思い描くことは難しいかも知れませんが、上司との定期的なキャリア面談を通じて一人ひとりがそれぞれの目標を定め、着実に成長できるようサポートをしていきます。
当社は昔から少数精鋭主義であり、社員一人ひとりの動きがオープンで、おのずと責任感のある働き方が身につく環境です。若いうちから幅広い業務をお任せすることになりますが、それを成長のチャンスととらえ、分からないことがあれば周囲の力も借りながら、自らが主役となって能力を高め続ける環境があります。

“教育最優先の原則”を大切にし、
人を育む伝統

当社には昔から“教育最優先の原則”という人を育む文化があり、「上司が最も優先すべき仕事は部下の教育である」、「教育の機会があれば仕事よりも優先せよ」という2つのポリシーを掲げています。これは日々の業務の中で実践されており、長く育まれてきた企業文化です。現在の各種研修制度やオイリオ塾などの幅広い人材育成制度は、教育最優先の文化を形にしたものだとも言えます。オイリオ塾とは、専門分野を持つ社員が講師となってさまざまな講義を行うもので、グループ会社が講義を行うこともあり、社員の視野を広げる機会となっています。
当社にはさまざまな事業分野があり、みんなが主役となって活躍できるたくさんの舞台があります。学生時代の専攻内容にとどまらず、日々の仕事を通じて自分の可能性を試し、視野を広げ、チャレンジすることで、常に成長し続けて欲しいと願っています。