私は、「なぜこうなるのか?」という疑問を大切にし、それを徹底的に掘り下げる姿勢を持って研究に取り組んでいます。現在、油脂の酸化と「おいしさ」の関係をテーマに研究を進める中で、日々の小さな違和感や変化を見逃さず、仮説を立てて検証を重ねています。現象の裏にあるメカニズムを丁寧に一つひとつ明らかにしていくことで、確かな知見につながると考えています。
その過程では、自分一人で抱え込まず、周囲と連携することを大切にしています。先輩や後輩とのディスカッションはもちろん、必要に応じて他部署の方にも相談し、異なる視点を取り入れることで、より本質的な理解に近づくことができます。また、大学との共同研究にも積極的に取り組んでおり、専門的な知識や最先端の技術に触れることで、自分の研究の幅や深さを広げることができています。
研究は地道な積み重ねが必要ですが、その分、新しい可能性を発見できたときの喜びは大きく、探求の原動力になっています。これからも粘り強く、誠実に研究を続けることで、未知の「おいしさ」を解き明かしていきたいと考えています。
