生 産

[生産管理]「あるべき生産体制」構築のため
部署横断的に工場全体の
設備や業務プロセスを改善

M. N

横浜磯子工場 企画・管理課
2023年入社
農学系(修士卒)

私のこだわり生産工程の課題を解決するため、
現場の声に耳を傾ける

企画・管理課は、横浜磯子工場の物流に関わる設備の保全や、生産スケジュールの立案、工場の生産が滞りなく進行するよう管理を行う部署です。物流に関わる設備には、工場で製造された製品を保管する自動倉庫や、食品メーカーのお客さま向け油脂をローリー車に積み込む設備などがあります。私が担当しているのは、ローリー車に油脂を積み込む設備の改善です。現在、物流における社会課題としてローリー車の待機時間削減が求められています。課題解決のために、積込作業の効率化や積込量の確認作業を省力化するための、新たな装置導入といった施策を検討しています。私が大切にしているのは、現場の声に耳を傾けることです。改善策を検討しているのは私たちですが、実際に設備を使用して作業するのは、物流を担当する協力会社の方々です。現場でどのように作業しており、どのような課題があるのかを把握しなければ、見当違いの改善策になってしまいます。そのため、現場で働く方々の声を積極的にお聞きし、時には作業の様子を直接現場に見に行くことを心がけています。

成長を感じた瞬間新しい装置の導入を通じ、
設備投資や機器調整のスキルが身についた

以前は食品課(食用油の充填工程を担う部署)に所属し、検査装置の管理に携わっていました。この検査装置は、容器に貼られたラベルは正しいか、賞味期限に誤りがないかなど、製品の外観に問題がないことをチェックしており、誤作動なく確実に機能することが重要です。そこで私は、検査装置の運用プロセスの改善に取り組みました。あるとき設備投資の一環として、製品の梱包状態を検査する装置導入を任せてもらうことになりました。設備投資の遂行には、装置の仕様を検討したり、導入のメリットを社内に説明して承認を得たりする必要があります。当時は入社してまだ半年ほどしか経っておらず、設備投資に携わるのは初めてでした。見積もりの精度が甘かったり、設備導入後の調整がうまくいかなかったりと苦労も多かったのですが、先輩や上司に助けられながらやり遂げることができました。この経験を通じて、設備投資の流れや相手に納得してもらうための説明の仕方、機器調整の方法などを学び、現在の仕事でも必要な知識・スキルが身につきました。

成し遂げたいこと生産体制の全体像を把握し、
「あるべき生産体制」の実現を目指す

就職活動で生産の仕事を選んだのは、さまざまな場面で生活に貢献できる油の製造に携わりたいと考えたからです。生産現場の仕事は社会に貢献する実感をより得られると思いました。実際、食品課に所属していたときには消費者に製品を届ける最終工程に携わり、スーパーに並ぶ製品を見ては「私も製造工程に関わっているのだ」と、嬉しく感じていました。異動してまだ日が浅いですが、企画・管理課では他部署や協力会社と連携しながら業務に取り組むところにやりがいを感じています。私が目指しているのは、「生産現場のあるべき姿」を見据えて行動できる人間になることです。私たちの仕事の目的は、安定した品質の製品を安全かつ効率的に生産できる体制を築くことです。そのためには、「あるべき姿」を具体的にイメージできる必要があります。先輩方は「あるべき姿」から逆算して今すべきことを理解し、具体的な行動に落とし込んでいます。私はまだ生産体制の全体像を把握しきれておらず、「あるべき姿」を具体的に考えることは難しいのですが、まずは着実に知識を蓄え、いつか最高の生産体制を実現させたいと考えています。

[プロフィール]

就職活動では食をはじめ、幅広く生活に貢献できる油を扱う日清オイリオに入社。入社後は食品課で検査装置の維持管理を経験した後、企画・管理課でローリー車へ油を積み込む出荷設備の改善に携わっている。

[オフタイム]

オフタイムは友人とご飯を食べに行ったり、好きなアーティストのライブに行ったりしています。会社の同期とも謎解きやカラオケに行って遊んでいます。

[M. Nのある一日]

8:20

出社、メールチェック、体操、朝礼

上司から事務連絡のメールや課で管轄している自動倉庫からの日報を確認。
9:00

投資計画書の作成

現在検討している設備投資に関する計画書を作成。
11:00

課内ミーティング

出荷業務がない日曜日に設備工事を行っており、その工事内容などについて課内で共有。
12:00~
13:00

昼食

社員食堂にて同期と昼食。
13:00

情報収集

参加しているデジタル技術導入チームの活動として、工場の生産性を向上させるためのデジタル技術をリサーチ。
14:00

機器メーカーとの打ち合わせ

導入を検討している機器のメーカーと、工場のデジタル化に関して打ち合わせを行う。
15:00

資料作成

ローリー車へ油を積み込む工程について業務内容を整理。
16:50

退社

生産の仕事を知る