研 究

[ユーザーサポート]お客さまとともに
ものづくりを行いながら、
油脂の力で課題を解決する

T. H

ユーザーサポートセンター 業務用油脂開発課
2017年入社
生命科学院 生命科学専攻修了

私のこだわりお客さまにとって最適な製品・
サービスを追究、
「使用して良かった」と
思ってもらいたい

加工食品メーカーや中食・外食業界のお客さま向けに、ニーズに合わせた製品開発や使い方の提案を行うユーザーサポートが主な業務です。現在は、油脂の開発と、お客さまへの提案を進めています。例えば、炒め調理時の焦げ付きを抑える「炒め油」や、炊飯時に加えることでごはんが冷めても硬くなりにくい「炊飯油」など、目的に応じた製品を提供するため、油脂や乳化剤等の配合を検討しています。お客さまが使用されるシーンを常に思い浮かべながら、試作と調理評価や分析評価を繰り返し、最適な製品を追究しています。さらに、当社の製品に納得いただくために、油脂が食品にもたらす風味や食感の変化について、データを用いてお客さまと共有することで、説得力や信頼性の高い提案を行っています。お客さまから、「日清オイリオの製品を使用して良かった」、「今後も一緒に製品開発をしたい」と思っていただけるように、企画部門や営業部門と連携しながら開発や提案を実施することを心がけています。

成長を感じた瞬間自身が開発した製品の良さを
お客さまに伝え、採用していただく

お客さまの課題解決や新たな価値創造を目指した「インキュベーションスクエア」(研究開発拠点)の設立に際して、私は「お客さまと共創できる仕組みづくり」に携わりました。その過程で、食品のおいしさについて、官能評価や機器分析を通じて可視化し、お客さまと共有できる仕組みを模索しました。油脂開発において、どのような分析を行い、どのようなアウトプットを提示すれば、製品の良さを伝えられるのかを検討しつつ、分析機器の導入から活用方法、その結果の見せ方までチームで議論し、提案プロセスの構築を推進しました。新しい取り組みを進める上では、客観的な情報や科学的根拠に基づいて周囲の納得を得ることが重要だと改めて感じました。構築した提案プロセスを活用し、自身が開発・提案した製品が実際に採用された時、大きなやりがいと成長を実感しました。今後もお客さまの課題解決につながるよう、工夫を重ねていきたいと考えています。

成し遂げたいことデジタルツールを活用しながら、
お客さまのニーズと
当社の技術を結び付ける仕組みを構築

今後は製品開発から提案までを、お客さまのニーズに的確かつ効率的に対応できる仕組みを構築したいと考えています。お客さまに「日清オイリオと製品開発をしたい」と思っていただけるような業務用油脂の開発・提案を実現するためには、お客さまを取り巻く環境を考慮し、ニーズに対して的確にスピード感をもって対応することが重要です。そのために、デジタルツールを活用しながら、世の中の情報やお客さまのニーズ、当社の技術を結び付ける仕組みを作り、それを開発や提案に実用できる体制を目指します。この仕組みを通じて、当社とお客さまの利益を追求し、業務用製品の売上拡大に貢献できるよう、成長していきたいです。

[プロフィール]

大学時代には、ダンス・研究に取り組み、自身の失敗したことについて、原因を考え、周りに相談しながら改善する方法を学ぶ。
また、「食事に欠かすことができない食用油で、おいしさや健康を追求して社会に貢献したい」と思い、日清オイリオへ入社。

[オフタイム]

平日は、子どもの就寝後にお菓子を食べながらのんびりテレビを観たりゲームをしたりしています。休日は、家族で近所の公園や旅行に出かけてリフレッシュしています。

[T. Hのある一日]

9:30

出社

メールチェック、タスクの確認
10:00~

仕事(AM①)

油脂サンプル作成、調理
開発品を使用した調理を実施し、油脂の機能を検証
11:30~

仕事(AM②)

社内ディスカッション
検証している内容に関してチームに共有・評価
12:00~
13:00

昼食

デスクにて同僚と食事
13:00~

仕事(PM①)

営業部門と打ち合わせ
次回の提案内容について協議
14:00~

仕事(PM②)

調理品の分析
開発品の機能についてデータを取得
15:00~

仕事(PM③)

資料作成や情報収集等
提案に向けた資料の作成、特許や文献の調査
17:00

退社

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