オリーブオイルQ&A

エキストラバージンオリーブオイルはオリーブの実を搾ったバージンオイル（一番搾り）のうち、酸度が0.8％以下で特に良質なものをいい、オリーブオイル特有の香りが強いものです。一般的にはサラダやドレッシング、料理の仕上げなど香りを生かした料理に向いています。オリーブオイルは精製したオリーブオイルとバージンオリーブオイルをブレンドし、マイルドな風味に仕上げたものです。焼く、炒めるなどさまざまな料理に向いています。
ただし、オリーブオイルの最大の特徴は風味ですので、食材との相性を考えて用途にしばられずお好みに合わせてご使用ください。

オリーブオイルは10℃を下まわるような低い温度になると白い粒の沈殿が生じたり､濁ったり固まったりします｡これは、水が0℃で凍るのと同じようにオリーブオイルの成分の一部が低温で固まって起こる現象で､異物や不純物が混入したり、カビが生じたものではありません。オリーブオイルが白濁した状態と元に戻った状態特にエキストラバージンオリーブオイルは、ピュアタイプのオリーブオイルより比較的早く白濁します。しかし一度白濁したり凍結したオリーブオイルもぬるま湯につけたり、暖かい場所にしばらく置くと溶けて透明になります。オリーブオイルの品質に問題はありませんので､安心してお使いください。

オリーブオイルのグリーンの色はオリーブオイルに含まれる色素「クロロフィル」によるものです。熟す前のグリーンオリーブから搾ったオイルは、緑色に熟したオリーブから搾ったオイルよりも、黄色味が強い傾向にあります。また、光にあたるとクロロフィルが分解され、そのグリーンの色素を失って退色し、黄色味が強くなってきます｡退色しても品質に問題なくそのまま使用することができますが、なるべく光にあたらない涼しい場所に保存しましょう。

オリーブオイルのカロリーがサラダ油等に比べ低いということはなく、同じです。健康に良いといわれるのは悪玉コレステロールだけを減らすといわれる「オレイン酸」を豊富に含んでいるほか、ポリフェノ－ル、ビタミンEなどカラダにうれしい成分を含んでいるからです｡

賞味期限を過ぎたからといってすぐに食べられないことではありませんが、おすすめできません。
おいしく食べていただくためにもできるだけ賞味期限内でご利用ください。

開栓前：光や熱にあたると退色したり風味が変わります。高温を避け、暗いところに保管しましょう。
開栓後：空気に触れると酸化しやすくなりますので、使うたびにしっかりと栓をしましょう。
また、オリーブオイルはその風味が特徴です。おいしく召し上がるために開栓後は1～2ヶ月で使いきるのが理想です。

地中海地方では数千年にわたりオリ－ブオイルを食用としてきました。地中海式ダイエットとは、地中海沿岸地域に伝わるオリ－ブオイルを中心としたヘルシ－な食生活のことです。ここでいう「ダイエット」とは、本来の「食事」という意味をいいます。それは、1960年代にアメリカの研究者が、地中海沿岸地域では心臓病の発生割合が少ないことを見つけ、その秘密はオリ－ブオイルに隠されていたことが分かってきたことから関心が高まりました。パスタはもちろん、イタリア風のおかずや和食にさりげなく「オリ－ブオイル」を取り入れてみませんか？

オリーブオイルはオリーブの果実を搾ったもので、食品用でも化粧品用でも本質的には変わりません｡しかし、ボスコオリーブオイルは食品用として開発されたものですので､化粧品としての品質評価を行っていません。お客様のお肌に合わないということも考えられますので、使用にあたっては専門医にご相談されることをお勧めします。

品種、果実の成熟度により異なりますが、平均で約2割、含まれています。なお、早摘みオリーブの油分含量は10~15%程度です。

収穫初期の早摘みオリーブの中でも、特に早い時期に収穫したものをすぐに搾って瓶詰めしたオリーブオイルのことです。

約1日です。オリーブの実は水分が多く傷みやすいので、長時間保存することができません。良質のオリーブオイルを作るためには、実の収穫から24時間以内に油を搾るのが望ましいとされています。

熱を加えず、搾油する方法です。現在この方法は、オリーブオイルの芳香の損失を防ぐために、どの工場でも一般的に行われている製法です。

オリーブオイルの製造工程の一つである濾過処理を行わない製法です。静置で水分と固形分を沈殿除去したノンフィルターオイルは、オリーブオイルの果実本来の風味を強く持っています。
一方、ノンフィルターオイルは澱や水分の完全な除去が難しく、オイルが劣化しやすいデメリットもあります。なお、通年販売商品は濾過処理を行っています。

コレステロールの表示の有無に関わらず、オリーブオイルのコレステロールは5mg/100g未満です。ただし、コレステロール0を表示するためには、以下の基準※1を満たす必要があります。

・コレステロール5mg/100g未満
・飽和脂肪酸15%以下
・1食あたり15g以下である旨を表示

日清ブランドとBOSCO PREMIUMは、飽和脂肪酸を規格管理し、コレステロール0の表示をしています。
※1：「食品表示基準」に従い、（一社）日本植物油協会がガイドラインに規定しています。

光の影響を受けにくくするためです。エキストラバージンオリーブオイルは光によって退色や風味の変化等の影響を受けやすいため、着色容器を使用しているものが多いです。

製造時、現地にて製造ロット毎に品質管理を行い、IOC（国際オリーブ協会）規格、EU規格、さらに厳しい当社規格を満たすことを確認しています。さらに、当社受入時にも、ロット毎に品質管理を行い、基準を満たすことを確認しています。
国内で充填するオリーブオイルは酸素に触れずに運搬・充填する独自技術（酸化ブロック製法）を使用しています。

※新たに原料原産地表示制度が施行され、すべての加工食品において重量割合上位一位の原材料の産地を義務表示することとなりました。食用油の場合、産地は、最終的にオイルそのものを仕上げる製造地（国）となります。そのため、オリーブオイルであれば、オイルの風味を決めるブレンドを行った国となります。BOSCOの場合は、イタリア製造とラベルに記載されます。