フードロス削減への取り組み

フードロス削減への取り組み

日清オイリオグループでは、油脂の力を活用することで
フードロス削減に貢献するための取り組みを行っています。

具体的な取り組み

油脂によるおいしさ保持への取り組み

中食などの現場ではお弁当などの調理品は、食品衛生上は食べられる状態であっても、おいしさが保持できない、見た目が悪くなるなどの理由で商品としての価値が損なわれ、廃棄につながることもあります。当社はパスタ料理のこれらの課題を解決する専用商品「日清オリーブパスタオイル」を開発し、時間が経過しても麺のほぐれやすさを維持するのはもちろん、麺の表面のツヤの維持、麺が伸びにくくコシのある食感の持続を実現しました。油脂の機能を活用し、時間が経ってもおいしく食べられる食品の開発に役立つことで、フードロスという食品産業が抱える社会的な課題の解決に貢献していきます。

  • パスタオイルを使うことで、
    ソース絡み、麺の表面のツヤを維持

    パスタオイルを使うことで、ソース絡み、麺の表面のツヤを維持
  • パスタオイルを使うことで、
    時間が経過した後でも膨張が小さくなる

    パスタオイルを使うことで、時間が経過した後でも膨張が小さくなる

    【調理条件】
    ①茹であげた麺を水で締め、油を絡める。その後、通常通り調理。
    ②調理直後から経過時間ごとに麺の直径を測定(油添加量は茹麺重量の2%)。
    【材料】 麺(1.6mmスパゲティーニ)乾麺 ナポリタンとして調理し経過観察

家庭用食用油ロス削減​への取り組み

本来食べられるにもかかわらず廃棄されている食品である「フードロス」は、国内で年間522万t(令和2年度、農林水産省推計値)と推計され、その削減は、重要な社会的課題となっています。
当社では、製法の改良など長きにわたり積み重ねてきた成果をもとに家庭用食用油の保存性を再検証し、2023 年春から順次、主だったプラスチックボトル入りの食用油製品の賞味期限を延長しました。合わせて、賞味期限の表示を「年月日」から「年月」に変更する取り組みも進めています。これまでは1日単位の細かな在庫管理により、食品としては流通・消費できず廃棄処分になっていたものも、「年月」表示とすることにより、例えば、商品到着の遅れによる返品などのロスの削減につながり、月末まで流通・消費することが可能となります。
引き続き、お客様に確かな品質の食用油製品をお届けしていくことに加え、これらの取り組みを通じて食品事業者としての責務を果たすとともに、持続的な成長と持続可能な社会の実現に貢献していきます。

家庭用油破棄削減への取り組み