食と生活情報レポート

食生活を中心とした社会の動きについて、調査した結果を紹介します。

「老後」に関する意識・実態(上)

「老後」に関する意識・実態を今週と来週の2週にわたりレポートします。

(日清オイリオグループ(株)生活科学研究課調べ)

ミドル・シニア世代の考える「老後」についての調査では、「老後」の始まる時期は、45~64歳にわたる年齢層の<ミドル世代>では、「将来の年金受給年齢である65歳」が半数以上と圧倒的に多く、65歳以上の<シニア世代>では「喜寿」である77歳という答えが増え、特に75歳以上の人の16%は「米寿」である88歳と回答している点が注目されます。年齢を重ねるにしたがい、「老後」という言葉についての年齢的な定義を先送りする傾向が浮き彫りにされています。

ミドル・シニア世代の考える「老後」
ミドル・シニア世代の考える「老後」

次に、「おじいちゃん、おばあちゃん」と言われて、素直に受け止められるのは「孫から呼ばれるようになった時」で、男性、女性にかかわらず約半数の46%の人たちが答えています。その次に多い回答は「70代」、続いて「60代」で、一方で女性の場合には「いくつになっても呼ばれたくない」という人が14%存在しています。

「おじいちゃん、おばあちゃん」と言われて、素直に受け入れられる時
「おじいちゃん、おばあちゃん」と言われて、素直に受け入れられる時

「仕事」を続けていきたい年齢とその理由をたずねたところ、男性<ミドル世代>で44%が「65歳まで」は仕事を続けていきたいとしており、その理由は「健康のため」が約半数の52%、次いで「生活の基盤・経済的な理由」を47%の人が挙げています。

「仕事」を続けていきたい年齢とその理由
「仕事」を続けていきたい年齢とその理由
仕事を続ける理由(複数回答可)
仕事を続ける理由(複数回答可)