食と生活情報レポート

食生活を中心とした社会の動きについて、調査した結果を紹介します。

女子高校生の持つブランド品、お小遣いとアルバイト状況(上)

女子高校生の持つブランド品、お小遣いとアルバイト状況 4割はブランド品を持っており、トップは「ヴィトン」、次いで「プラダ」、「ティファニー」、「グッチ」。
親からもらっているお小遣いは、「3,000~10,000円」が約2/3を占める。
生活科学研究課が2001年11月に行った調査から「女子高校生の持つブランド品、お小遣いとアルバイト状況」を2週にわたってレポートします。
今週は全国の女子高校生372名に聞いた「ブランド品とお小遣い」についてです。

(日清オイリオグループ(株)生活科学研究課調べ)

今や世界でも有数の消費市場といわれる日本での海外ブランドについて、女子高校生の持っているブランド品について調査を行った結果、その4割はブランド品を持っており、彼女たちのブランド品への関心の高さがわかりました。
ブランド名では、「ヴィトン」(55%)がトップで、ブランド品を持っている女子高校生の2人に1人、全体では少なくとも5人に1人が持っており、以下、「プラダ」、「ティファニー」、「グッチ」などの順となっています。また、商品アイテムでは「財布」と「バッグ」が多く、ブランド品を持つ2人に1人はこれらを持っており、なかにはバッグ、財布、アクセサリーのすべてを持っている女子高校生も1割程度存在していることからも、ブランド品への関心の高さをみることができます。

ブランド品の所有
ブランド品の所有
持っているブランド
ブランド品の所有
持っているブランド品
持っているブランド品

次に、親からもらっている月ごとのお小遣いは「3,000~5,000円」が一番多く全体の40%を占めており、次いで「5,000~10,000円」が22%となっており、これらの結果からお小遣いは「3,000~10,000円」の範囲で約2/3を占めていることがわかります。学年別の比較では、1年生が「3,000円まで」という回答が他に比べてやや多く、2、3年生では「3,000~10,000円」の範囲がそれぞれ6割以上を占めていました。意外であるのは3年生では「もらっていない」という回答が11%と増えており、これはアルバイト状況、経済的な自立の芽生えの背景があることを推察することができます。