食と生活情報レポート

食生活を中心とした社会の動きについて、調査した結果を紹介します。

女子高校生の持つブランド品、お小遣いとアルバイト状況(下)

生活科学研究課が2001年11月に行った調査から「女子高校生の持つブランド品、お小遣いとアルバイト状況」を先週より続けてレポートします。
今週は全国の女子高校生372名に聞いた「お小遣いとアルバイト」についてです。

(日清オイリオグループ(株)生活科学研究課調べ)

おしゃれや友人との付き合いで何かと出費が多い女子高校生のアルバイト状況をみると、全体の30%が何かしらのアルバイトをしており、学年を重ねるごとにアルバイトをしている割合が増えていることがわかりました。そして、最も多いアルバイト料の範囲は「10,000~20,000円」(31%)と意外と少額で、一方、「40,000円以上」という人は27%占めており、学年別では高学年の方が収入は多い傾向にありました。
現代の女子高校生は、親から3,000~10,000円程度のお小遣いをもらい、さらにアルバイトでも10,000円以上を稼いでいる人が約半数であり、これが典型例とも言えそうです。

お小遣い
お小遣い
アルバイト
アルバイト
アルバイト料
アルバイト料

ここまでのお小遣い、アルバイトに関する調査の結果から、経済的には比較的恵まれた女子高校生の姿を明らかにしてきましたが、そのお小遣いのなかで、一番多い使い道は「学校帰りの買い食い」が40%という結果となっており、高学年になるほどその割合は高くなっています。次に「遊び」(35%)、三番目に「洋服の購入」(33%)、僅差で四番目には「雑誌の購入」(32%)を挙げており、特に2年生の割合が40%と高くなっています。
そして、今では、8割の女子高校生が携帯電話を持っており、お小遣いの使い道で六番目に回答が多かった「携帯電話・PHSの使用料」については、「2,000~5,000円」という範囲が一番多く、携帯電話保有者の中では約半数を占めています。

お小遣いの使い道
お小遣いの使い道
携帯電話使用料
携帯電話使用料