食と生活情報レポート
食生活を中心とした社会の動きについて、調査した結果を紹介します。
家庭における食用油の使用実態
2001年11月～12月に全国の20才以上の女性556名を対象に食用油の使用実態や料理に関するアンケート調査を実施しました。
みなさんは油で汚れた食器類をどのように落としてますか？
また、揚げ油は何回繰り返して使用していますか？
（日清オイリオグループ（株）生活科学研究課調べ）
現在使用している食用油の種類は、「ごま油」（70％）、「サラダ油」（60％）、「オリーブ油」（58％）が主なものとなっており、次いで「キャノーラ油」（23％）、「べに花油」（17％）、「健康オイル」（13％）と続いています。
年代別では、「サラダ油」は各年代で約6割の主婦が使用していますが、60代ではやや減少し、一方、「ごま油」、「べに花油」を使用する主婦は年代が高くなるにつれて増えています。近年話題の「健康オイル」は40代の16％をトップに、全年代で1割前後の家庭で使用されていることがわかりました。
また、食用油について最も知りたい知識は、売られている油の種類が増えているためか「油の使い分け方」（30％）、「保存方法」（14％）、「油汚れの落とし方」（13％）、「調理法」（12％）が挙がります。
実際の、油汚れの落し方についてどのようにしているか聞いたところ、油で汚れた食器や鍋は「紙で拭いてから洗剤で洗う」がトップ（62％）、「そのまま洗剤で洗う」という主婦も35％存在しました。年代別では、「そのまま洗剤で洗う」という主婦は20代では過半数（62％）を占めており、年代が高くなるにつれて「紙で油を拭いてから洗剤で洗う」主婦が増えています。
次に、揚げものに使った油を繰り返して使用する回数を聞いたところ、「3～4回」繰り返して使うという主婦が38％、「2回」まで使うという主婦が32％、「5回以上」使用する主婦も7％存在し、揚げものに使った油は、繰り返し使用する主婦が多数ですが、「1回で捨てる」主婦も23％存在しました。
年代別では、3回以上繰り返し使用する主婦は30～40代で多く、過半数を超えています。2回まで使うという主婦は年代が高くなるにつれて多くなります。1回で捨てる主婦は20代が35％とトップですが、他の年代でも16～25％の主婦が1回で捨てていることがわかりました。
