食と生活情報レポート
食生活を中心とした社会の動きについて、調査した結果を紹介します。
新米主婦 VS ベテラン主婦(上)
生活科学研究課では、全国の20~60代、合計976名の女性を対象に、2002年4月にアンケート調査を実施しました。
今回の調査では、結婚年数によって特徴的な傾向が見受けられたために、結婚年数を軸に以下のようなグループを分け、定義しています。
新米主婦(n78) | 結婚1~3年目/年令20~29才中心(グループの92%) |
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若手主婦(n152) | 結婚4~9年目/年令25~34才中心(グループの86%) |
中堅主婦(n245) | 結婚10年以上/年令35~49才中心(グループの77%) |
ベテラン主婦(n444) | 結婚25年以上/年令50~65才中心(グループの65%) |
(日清オイリオグループ(株)生活科学研究課調べ)
主婦キャリアが長くなるにつれて、調理時間は長く、
品数は多くなる傾向
主婦グループ別に夕食の品数や調理時間について調べた結果、新米主婦はベテラン主婦に比べて品数は少なく、調理時間も短いことがわかりました。
主婦キャリアを積んだベテラン主婦になるほど品数は多くなり、献立については、煮物が増える一方で、炒めものが減る傾向にあります。(ベテラン主婦の煮物90%に対して新米主婦は45%と半分、ベテラン主婦の炒め物39%に対して新米主婦は65%と約2倍という結果 となっています。)
調理時間については、主婦キャリアを積むにつれて長くなり、子供が中学に入る頃になると格段に長くなります。