食と生活情報レポート
食生活を中心とした社会の動きについて、調査した結果を紹介します。
“外食”に関する意識調査
~普段の外食と特別な外食の違いに着目~
近年、節約志向等の高まりに伴い、“外食”にかける金額が減少傾向にあります。また、本年5月に生活科学研究課が実施した調査においても、“節約”する項目で“外食”がトップとなりましたが、一方“プチ贅沢”したいものとして“外食”を挙げる人が多いこともわかりました。
そこで今回は、外食シーンを普段の外食と特別な外食※に分け男女年代別に調査したところ、メリハリのついた外食の実態が伺えました。
なお、この調査結果をまとめたレポートはPDFファイルでご覧いただけます。
- ※特別な外食:日常的な食事とは異なり、自分にとって特別と考える外食
- (日清オイリオグループ(株)生活科学研究課調べ)
調査概要
- 調査実施日
- 2011年8月26~27日
- 調査地域
- 全国
- 調査対象
- 外食を2~3ヶ月に1日程度以上する20~60代の女性
- サンプル数
- 1030サンプル(男女・年代 各103サンプル)
調査結果
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50〜60代は「回転寿司」が普段の外食先の上位!
男性・女性ともに、普段の外食先は「ファミリーレストラン」、特別な外食先は「和食・日本料理店」がトップ。
50〜60代は「回転寿司」が普段の外食先の上位に、20〜30代は「焼肉店」、「イタリアンレストラン」が特別な外食先の上位にあがった。 -
男性は「ひとり」、女性は「親」とも普段の外食をする
男性・女性ともに、外食する相手は普段および特別な外食で「配偶者」がトップ。普段の外食において、男性は「ひとり」、女性は「親」が上位にあがっているのも特徴的。
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普段の外食は圧倒的に「価格」!特別な外食の場合は「味」や「雰囲気」!
外食時のこだわりのポイントは、普段の外食において「価格」が圧倒的にトップで80%程度となった。
特別な外食では「料理の味」や「店の雰囲気」へのこだわりが高まり、「価格」は40%以下となった。 -
特別な外食の頻度は減少するも、金額は増加!
1年前と比較して、普段な外食では頻度・金額ともに増加(「増えた+やや増えた」)と減少(「減った」+「やや減った」)の割合が同程度であった。一方、特別な外食においては「節約ばかりでは飽きる」、「少し贅沢したい」等の理由により、頻度は減少したものの、金額は増加しており、特に女性は顕著であった。
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ボリューム感のあるワードにひかれる男性と、健康観のあるワードにひかれる女性
メニューに書かれているワードでは、男性が「国内産(〇〇県産など)」、女性が「(旬・新鮮)」に最もひかれていた。また、女性は男性と比べて、様々なワードにひかれており、男性は「食べ放題」、「ボリューム満点」といったボリューム感、女性は「有機・無農薬」、「ヘルシー・健康」といった健康感にひかれているのも特徴的。さらに、20〜30代は「お得」「格安」といった価格に関連するワードも上位にあがっていた。
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男性は年代が低い程、女性は年代が高い程、外食での経験を自宅での食事作りに活かす
外食での経験を自宅での食事作りに活かしている人は男性で20%程度、女性で40%程度となり、男性・女性ともに「レシピ/味付け/作り方」を最も参考にしている。また、男性は年代が低い程、逆に女性は年代が高い程、積極的に活かしている。
外食をする際にメニューに書かれていたら興味を惹かれるワードは?(複数回答)
- 興味をひかれるワードとして、男性は「国内産(○○県産など)」、「お得」、「旨い」が、女性は「旬・新鮮」、「国内産(○○県産など)」、「おすすめ」が上位にあがっていました。
- 男性と比較して女性の方がポイント数が高い項目が多く、様々なワードにひかれている様子が伺えました。
- 男性は「食べ放題」、「ボリューム満点」といったボリューム感、女性は「有機・無農薬」、「ヘルシー・健康」といった健康感のあるワードにひかれている様子が伺えました。
- 男女年代別でみると、20~30代男性では「お得」や「格安」、20女性でも「お得」といった価格に関連するワードが、30代女性では「限定」が上位にあがっているのも特徴的でした。
本レポートの詳細は下記のPDFファイルでご覧いただけます。
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