食と生活情報レポート
食生活を中心とした社会の動きについて、調査した結果を紹介します。
ひとり暮らしをしている男性の惣菜利用に関する調査
健康を意識しながら、惣菜を上手に利用するひとり暮らしの男性
~手作りメニューにプラスして惣菜を利用する60代~
生活科学研究課が実施した「有職主婦と専業主婦の惣菜利用に関する調査」では、仕事の有無別による女性の惣菜利用についての違いを明らかにしました。そこで今回は、男性の中でも、よく惣菜を利用すると考えられるひとり暮らし世帯に注目し、惣菜利用について、その意識と実態を調査しました。
(日清オイリオグループ(株)生活科学研究課調べ)
調査概要
- 調査実施日
- 2014年12月24~26日
- 調査手法
- インターネット
- 調査地域
- 全国
- 調査対象
- 20~60代のひとり暮らしをしている男性
- サンプル数
- 470サンプル
調査結果
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ひとり暮らしをしている男性の62%が週1回以上スーパーで惣菜を購入
ひとり暮らしの男性が惣菜を週1回以上購入する割合は62%となりました。また、惣菜購入者のスーパー、デパート、コンビニでの週1回以上の購入割合は、それぞれ76%、6%、40%とスーパーが最も高く、さらにスーパーの平均購入回数を年代別でみると、50代が2.27回/週で最も多くなりました。
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揚げ物だけでなく、サラダもよく購入するひとり暮らしの男性
よく買う惣菜メニューとして、スーパーでは「コロッケ」が50%で最も高くなり、揚げ物が上位を占めましたが、3位は「野菜サラダ(37%)」でした。デパートでは「とんかつ」が30%で最も高くなり、次いで「メンチカツ(16%)」、「天ぷら(16%)」となりました。コンビニでは「野菜サラダ」が36%で最も高く、次いで「おでん(31%)」となりました。
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スーパーは“価格”、デパートは“高級感&品揃え”、コンビニは“利便性”を評価
惣菜を購入する理由として、スーパーは「価格が安い」、「特売・タイムセールがある」、デパートは「ちょっと贅沢なものが買える」、「品数や種類が豊富」、コンビニは「いつでもお店がやっている」、「他のものをそこで買う用事がある」が挙がっており、総じてスーパーは“価格”、デパートは“高級感&品揃え”、コンビニは“利便性”が評価されている様子が伺えました。
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惣菜を手作りのおかずと食べる割合が高い60代
惣菜の食べ方として、「惣菜+ご飯」が61%と、他の項目と比べ圧倒的に高くなり、さらに年代別にみると、若い年代程、高い傾向にありました。一方、「惣菜+手作りのおかず+ご飯」は60代(49%)が最も高く、年代で惣菜の食べ方に違いがあることが分かりました。
惣菜の購入頻度
- 購入頻度は「週に2~3回程度」が30%で最も高くなり、「週1回以上※」の割合は62%となりました。
- 平均購入回数は1.65回/週で、年代別でみると20代、50代が1.85回/週で最も多くなりました。
- 惣菜購入者のスーパー、デパート、コンビニでの平均購入回数は、それぞれ1.99回/週、0.16回/週、1.05回/週となりました。年代別でみると、スーパーが50代(2.27回/週)、デパートが20代(0.30回/週)、コンビニが30代(1.68回/週)で最も多くなりました。また、コンビニの平均購入回数は60代(0.66回/週)が最も少なく、30代と比べ1.02回/週の差がありました。
※:「ほぼ毎日」、「週に4~5回程度、週に2~3回程度」、「週に1回程度」の合計
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