食と生活情報レポート
食生活を中心とした社会の動きについて、調査した結果を紹介します。

働く単身者の間食に関する意識調査
職場でも自宅でも選ばれる間食、チョコレートがNO.1
ストレスフルな現代女性は間食でイライラ解消!?
2017年ごろから、適度に間食することで、極端な空腹を作らず、食べ過ぎを防止しようというアメリカの間食習慣が日本でも注目され始めています。また、総務省統計局「家計調査」によると、単身世帯の菓子類の支出金額が増加傾向にあり、2017年は41,815円となりました。そこで、当研究課では、働く20~40代の男女を対象に、自宅や職場で食べられる間食に関する意識と実態を調査しました。
(日清オイリオグループ(株)生活科学研究課調べ)
調査概要
- 調査実施日
- 2017年11月2~5日
- 調査手法
- インターネット
- 調査地域
- 東京都および大阪府
- 調査対象
- 20~40代の働く単身男女
- サンプル数
- 1201サンプル(人口動態に基づきウェイトバック集計し、有職者のみ抽出)
調査結果
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男性の約25%、女性の40%強が毎日間食
間食を「週1回以上」※の割合は、東京と大阪を比べると、男性は地域差はみられないものの、女性は東京で6ポイント高くなりました。また、「週1回以上」の割合を性年代別に比べると、40代は男性に比べ、女性で顕著に高くなり、特に東京女性で87%と最も高くなりました。
※「1日1回以上」、「1日1回未満~週1回以上」、「週1回未満~月1回以上」の合計
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職場での間食の特徴、大阪と比べて、東京男性は"栄養調整食品"・"ドーナツ"、
東京女性は"ナッツ・ドライフルーツ"が多い職場で食べる間食は、男女とも「チョコレート」、「クッキー・ビスケット」が上位に挙がっており、次いで男性は「スナック菓子」、女性は「せんべい」が高くなりました。東京と大阪を比べると、男性は東京で「栄養調整食品」、「ドーナツ」が10ポイント、大阪で「クッキー・ビスケット」が6ポイント高くなり、女性は東京で「ナッツ・ドライフルーツ」が15ポイント、大阪で「クッキー・ビスケット」が7ポイント高くなりました。
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間食する理由、女性は"ストレス解消のため"にも!
間食する理由は、どの層も「小腹を満たすため」が最も高くなりましたが、男性と比べると、女性は「イライラ・不安・ストレス解消」、「自分へのご褒美」などが高くなるのも特徴的でした。また、男性は、大阪で「小腹を満たすため」が6ポイント、女性は、東京で「イライラ・不安・ストレス解消」が6ポイント高くなりました。「イライラ・不安・ストレス解消」を性年代別にみると、男性30代、男性40代、女性40代で、東京がそれぞれ6ポイント、11ポイント、14ポイント高くなりました。
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片手で食べられ、まわりを汚さないスマートな食べ方に配慮
どの層も「食べ過ぎないようにする」が最も高くなり、男性は「片手で食べられる」、女性は「カロリーをとり過ぎないようにする」、「ボロボロとまわりを汚さない」が上位に挙がっていました。東京と大阪を比べると、男女とも、東京は「糖質をとり過ぎないようにする」が上位に挙がるのも特徴的でした。
平日に食べる間食
- 職場で食べる間食は、男女とも「チョコレート」、「クッキー・ビスケット」が上位に挙がっており、次いで男性は「スナック菓子」、女性は「せんべい」が高くなりました。東京と大阪を比べると、男性は東京で「栄養調整食品」、「ドーナツ」が10ポイント、大阪で「クッキー・ビスケット」が6ポイント高くなり、女性は東京で「ナッツ・ドライフルーツ」が15ポイント、大阪で「クッキー・ビスケット」が7ポイント高くなりました。
- 自宅で食べる間食は、男女とも「チョコレート」、「スナック菓子」、「アイスクリーム」が上位に挙がっていました。東京と大阪を比べると、男性は東京で「チョコレート」、「ケーキ」が9ポイント、大阪で「飲むヨーグルト・スムージー」が11ポイント高くなりました。また、女性は東京で「ヨーグルト」が17ポイント、「飲むヨーグルト・スムージー」が14ポイント高くなりました。


間食する際に気を付けていること
- どの層も「食べ過ぎないようにする」が最も高くなり、男性は「片手で食べられる」、女性は「カロリーをとり過ぎないようにする」、「ボロボロとまわりを汚さない」が上位に挙がっていました。
- 東京と大阪を比べると、男女とも、東京は「糖質をとり過ぎないようにする」が上位に挙がるのも特徴的でした。

本レポートの詳細は下記のPDFファイルでご覧いただけます。
日清オイリオ生活科学研究レポート No.37
働く単身者の間食に関する意識調査(429KB)
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