食と生活情報レポート
食生活を中心とした社会の動きについて、調査した結果を紹介します。
食卓に関する調査
◆「家族揃って食事をする」ことが大切だと思っている人は90%超
◆20代の「理想の食卓」は"にぎやかな雰囲気"
農林水産省が実施した「食育白書」によると、家庭内外での“孤食(一人でとる孤独な食事)”の傾向が増加しており、近年社会問題として認知されています。そこで、20~70代の女性を対象に、家族の食事時間や食事内容など、家庭内の食卓に関する意識調査を実施しました。
(日清オイリオグループ(株)生活科学研究課調べ)
調査概要
- 調査実施日
- 2019年3月15~17日
- 調査手法
- インターネット
- 調査対象
- 20~70代の女性(単身世帯除く)
- サンプル数
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2062サンプル
(20代:264人、30代:335人、40代:396人、50代:336人、60代:402人、70代:329人)
調査結果
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50代以下の4人に1人が食べる時間を「増やしたい」
食べる時間は、どの年代も「ちょうどよい」の割合が最も高くなるものの、「増やしたい」(「時間を増やしたい」、「時間をやや増やしたい」の合計)割合は30代が31%と最も高くなり、また20代、40代、50代でも約25%となりました。また、「減らしたい」(「時間を減らしたい」、「時間をやや減らしたい」の合計)は割合的に低いものの、60代を除いた年代で数%いることが分かりました。
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「家族揃っての食事」が大切だと思う人はどの年代も90%以上
家族揃って食事をすることが「大切だと思う」(「そう思う」、「どちらかというとそう思う」の合計)割合はどの年代も90%を超えていました。
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30代は平日夕食への不満が多い傾向
平日の夕食に満足していないことは、「レパートリー」の割合がどの年代も最も高くなりました。また、30代は多くの項目において、満足していない割合が高くなる傾向にあるのも特徴的でした。
夕食の定番メニューは、どの年代も「カレー」が最も多くなりました。また、20代~40代は「から揚げ」、60代、70代は「焼き魚・ムニエル」が上位に挙がるのも特徴的でした。 -
理想の食卓は、20代・30代が「にぎやかな雰囲気」、50代以上が「静かな雰囲気」
理想の食卓として、「家族揃っての食事」や「食事でコミュニケーションをとりたい」などの割合が80%程度となり、DI値※も年代による差はみられませんでした。また、「A:にぎやかな食卓の雰囲気」⇔「B:静かな食卓の雰囲気」、「A:素材は高価でも、旬や自然なものにこだわりたい」⇔「B:素材は安価なものがいい」のDI値は年代による差が大きくなりました。
※:項目Aと項目Bの差
家族揃っての食事は大切だと思うか
- 家族揃って食事をすることが「大切だと思う」(「そう思う」、「どちらかというとそう思う」の合計)は、どの年代も90%を超えていました。
平日の夕食で満足していないこと/夕食の定番メニュー
- 「レパートリー」がどの年代も最も高くなりました。また、30代は、多くの項目において高くなる傾向にあるのも特徴的でした。
- 夕食の定番メニューは、どの年代も「カレー」が最も多くなりました。また、20代~40代は「から揚げ」、60代、70代は「焼き魚・ムニエル」が上位に挙がるのも特徴的でした。
本レポートの詳細は下記のPDFファイルでご覧いただけます。
日清オイリオ生活科学研究レポート
No.41
食卓に関する調査(650KB)
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