食と生活情報レポート
食生活を中心とした社会の動きについて、調査した結果を紹介します。
生活科学研究課では、中食※・外食に関する定点調査を開始しました。本レポートは、「中食に関する調査」として、中食利用に対する意識、中食利用時の揚げ物に対する意識について、スーパー、コンビニエンスストアを中心に分析結果をまとめました。
※中食:家庭外で商業的に調理・加工されたものを購入して持ち帰り、店舗以外の場所で食べること。
20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代 | |
---|---|---|---|---|---|---|
男性 | 696 | 844 | 1086 | 853 | 823 | 689 |
女性 | 675 | 810 | 1040 | 819 | 856 | 808 |
※回収した調査対象者の年齢構成を、人口構成比で補正する統計処理(ウエイトバック)を適用。
20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代 | |
---|---|---|---|---|---|---|
男性 | 125 | 160 | 219 | 180 | 167 | 129 |
女性 | 123 | 164 | 215 | 173 | 186 | 159 |
【コンビニ】の中食、70代は約半数が「利用しない」
中食の利用頻度について、月1回以上※利用する割合は72%となりました。【コンビニ】の中食の利用頻度を年代別にみると70代は月1回以上利用する割合は18%と他の年代より低く、「利用しない」と回答した割合も49%と約半数に上りました。(レポートP3参照)
※「1日1回以上」「週に4~5回程度」「週に2~3回程度」「週に1日程度」「2週間に1回程度」「月に1回程度」の合計
【スーパー】の中食を食べるのはもっぱら"自宅で"、【コンビニ】は自宅以外でも
【スーパー】の中食を利用する場所は「自宅で」が96%と高く、自宅以外では「職場で」「屋外で」「友人・知人宅で」「車や電車などの乗り物の中で」の合計が16%と、もっぱら自宅で食べる傾向にありました。一方【コンビニ】は「自宅で」が80%に加え、「職場で」「屋外で」「車や電車などの乗り物の中で」「友人・知人宅で」の合計が52%と、自宅以外の割合も高いことが分かりました。 (レポートP4参照)
女性は男性よりも"作れないメニュー"を求める
中食を購入する際に気にしていることとして、男女ともに「作れないメニューである」がトップになりました。年代別割合では、70代を除いて女性が男性より顕著に高くなりました。一方で、「お店で手作りしている」の年代別割合では、女性70代が40%と顕著に高く、男性70代と23ポイントの差となりました。(レポートP7参照)
揚げ物の印象、【スーパー】も【コンビニ】も「おいしい」がトップ、【スーパー】は"手作り感"も評価
中食の揚げ物に対する印象では、「おいしい」は男女とも【スーパー】より【コンビニ】が高くなりました。一方で「手作り感がある」は【コンビニ】より【スーパー】が高くなりました。また、「油分・脂肪分が多い」「油っぽい・べちゃべちゃしている」は、【コンビニ】より【スーパー】が高くなりました。(レポートP9参照)
できあいの食べ物を食べる場所
【上位5項目】(複数回答)
スーパーで購入 | コンビニで購入 | |
---|---|---|
1位 | 自宅で 96% |
自宅で 80% |
2位 | 職場で 6% |
職場で 24% |
3位 | 屋外で 4% |
屋外で 12% |
4位 | 友人・知人宅で 4% |
車や電車などの乗り物の中で 11% |
5位 | 車や電車などの乗り物の中で 2% |
友人・知人宅で 5% |
日清オイリオ生活科学研究レポート
No.42
’19 中食に関する調査(737KB)
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