食と生活情報レポート
食生活を中心とした社会の動きについて、調査した結果を紹介します。
'24 環境に関する意識・実態調査
個人でできる身近な食への行動が環境配慮へ
◆環境に関する言葉の認知度は向上、環境への意識は低下
◆環境に配慮した行動として「食品ロスを減らすようにしている」人が約8割と増加
日清オイリオグループ株式会社(社長:久野 貴久)は、「日清オイリオグループビジョン2030」の6つの重点領域において「地球環境」を掲げ、次世代のために脱炭素社会、循環型社会の実現を目指し、未来を見据えて事業活動での環境負荷を最小限にすべく、取り組みを推進しています。
生活科学研究課では、環境に関する調査を継続的に実施し、分析結果を発信しています。この度、「環境に関する意識・実態調査」を実施し、前回調査した2021年と、今回調査の2024年の変化等に着目して分析した結果をレポートにまとめました。
調査結果
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「SDGs」を知っている/聞いたことがある人は18.5ポイント増加し約9割に
環境に関する言葉の認知度について、2021年と比べて、「SDGs(持続可能な開発目標)」を知っている/聞いたことがある人は18.5ポイント増加し約9割、「サステナビリティ(持続可能性)」を知っている/聞いたこと人も20.4ポイント増加し約8割へと増加しました。一方、今回の調査から設問に加えた「プラントベースフード」「SAF」は、知っている/聞いたことがある人が約3割に留まりました。(レポート5頁参照)
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環境問題や環境配慮への意識は、すべての年代で低下
環境問題や環境配慮への意識は、2021年と比べてどの年代も低下し、特に50代は26.3ポイント減少しました。また、環境問題や環境配慮への意識のきっかけは、男性は「自然災害・異常気象を知って/経験して」、女性は「買い物袋が有料になって」が最多でした。(レポート6頁参照)
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「食品ロスを減らすようにしている」は、8.2ポイント増加し約8割に
環境に配慮した行動のうち、「食品ロスを減らすようにしている」人は、2021年と比べて8.2ポイント増加し約8割となりました。(レポート8頁参照)
調査概要
- 実施期間
- 2024年6月20日~21日
- 調査手法
- 定量調査(インターネット調査にて実施)
- 調査地域
- 全国
- 調査対象
- 20~70代の男女
- サンプル数・割付
-
n=2065(人口構成比に応じて割付)
調査実施期間 | 調査手法 | 調査地域 | 調査対象 | サンプル数 |
---|---|---|---|---|
2021年6月18日~21日 | インターネット | 全国 | 20~70代の男女 | 2000サンプル |
2024年6月20日~21日 | インターネット | 全国 | 20~70代の男女 | 2065サンプル |
環境に関する言葉の認知度
- 2021年と比べて、「SDGs(持続可能な開発目標)」を知っている/聞いたことがある人※は18.5ポイント増加し約9割、「サステナビリティ(持続可能性)」を知っている/聞いたことがある人も20.4ポイント増加し約8割へと増加しました。
- 「プラントベースフード」「SAF」を知っている/聞いたことがある人は約3割でした。
※「内容を理解している」「内容をある程度理解している」「聞いたことはあるが、内容はよくわからない」の合計
環境問題や環境配慮への意識
- 環境問題や環境配慮への意識は、2021年と比べてどの年代も低下し、特に50代は26.3ポイント減少しました。
- 環境問題や環境配慮への意識のきっかけは、男性は「自然災害・異常気象を知って/経験して」、女性は「買い物袋が有料になって」が最多でした。
環境に配慮した意識や行動
- 環境に配慮した行動のうち、「食品ロスを減らすようにしている」人は、2021年と比べて8.2ポイント増加し約8割となりました。
本レポートの詳細は下記のPDFファイルでご覧いただけます。
日清オイリオ生活科学研究レポート
No.50
'24 環境に関する意識・実態調査(2.1MB)
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