食と生活情報レポート
食生活を中心とした社会の動きについて、調査した結果を紹介します。

キッチンにおける『油』の存在 '97-'09
~12年間の変化と最近のトレンド(上)~
生活科学研究課では、「キッチンにおける『油』の存在」調査として、食用油の購入・使用・片付けに関する調査を断続的に行ってきました。
最近では、節約志向からの外食控えによる家での食事の機会の増加、物価の下落などを背景として、生活必需品である食用油の使用状況も変化していることが予測されます。
今回は、1997年から2009年の「12年間の変化と最近のトレンド」と題した調査結果の中から、「食用油の選択スタイル」と「食用油使用後の処理」について報告します。
なお、この調査結果をまとめたショートレポートはPDFファイルでご覧いただけます。
※日清オイリオグループ(株)生活科学研究課調べ
食用油の選択スタイル
「ブランド」「日付」を重視する人が増加!
(一般食用油購入者)

一般食用油の購入にあたり、一番重視する項目として「価格が安い」が挙げられ、その割合は若年層で高い傾向がありました。また、「ブランド名(メーカー名)」と「日付(賞味期限)」を重視する割合も増加しており、ブランドや鮮度を重視している様子がみられました。
多く使用したいのは「オリーブオイル」「健康オイル」


今後、「多く使用したい」と思っている割合は、「一般食用油」が1%未満であったのに対し、「オリーブオイル」「健康オイル」で18%となり、一般食用油に比べて「多く使用したい」という意向がみられました。
食用油使用後の処理
繰り返し使う人が増加傾向に!
(1回/月以上夕食で揚げ物をする人)


月に1回以上揚げ物をする人の中で、揚げ物に使用した油を「1回で捨てる」人の割合は97年以来20%弱で推移し、一方「3回以上」使う人の割合は00年以降増加しています。
「捨て方」について知りたい人が増加!


食用油について最も欲しい知識・情報は、01年以来「油の使い分け方」が最も多くなっていますが、06年から「捨て方」が増加していました。
本レポートの詳細は下記のPDFファイルでご覧いただけます。
- 全8ページ一括ダウンロード(1.4MB)
- 調査背景(110KB)
- 食用油の選択スタイル(417KB)
- 調理スタイル(392KB)
- 揚げ物惣菜について(455KB)
- 食用油使用後の処理(585KB)
- おいしい揚げ物は?(171KB)
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