食と生活情報レポート
食生活を中心とした社会の動きについて、調査した結果を紹介します。

会社員の間食事情
~3都市(北京・上海・東京)における意識と実態の比較(上)~
近年、日本では食への関心の低さや食生活の乱れが問題視されています。また、間食する人は年々増えており、食の乱れにより間食の位置づけが変わりつつあるとともに、最近では間食する場として「職場」が注目されています。さらに日本だけでなく、経済発展の進む中国においても、食事情の大きな変化が予想されます。
そこで、生活科学研究課では、中国市場を牽引していくであろう中高所得者層の北京、上海の20‐40代会社員と、東京の同年代の会社員を対象とし、3都市における間食の意識と実態の違いを把握することを目的に、アンケート調査を実施しました。
今回はその調査結果の中から、「朝食・昼食・夕食をとる場所」、「通勤途中の間食」について報告します。
なお、この調査結果をまとめたショートレポートはPDFファイルでご覧いただけます。
(日清オイリオグループ(株)生活科学研究課調べ)
朝食・昼食・夕食を取る場所はどこ?
北京、上海では社員食堂や飲食店、東京では会社のデスクが多い昼食

「朝食をとる場所」は、3都市とも「自宅」と答えた人の割合がトップで、特に東京で高くなりました。
東京では「食べない」と答えた人の割合が12%もあり、朝食の欠食率が高いことが特徴的でした。
「昼食をとる場所」は、北京、上海では「社員食堂」や「飲食店」が上位に入っていましたが、東京では「会社のデスク」の割合が最も高く、コンビニ普及率や外食費の節約、給食施設の有無などの影響があると考えられます。
「夕食をとる場所」は、3都市とも朝食と同様に「自宅」と答えた人の割合がトップとなりました。

北京・上海の屋台風景

北京・上海のオフィスビル内に併設されている飲食店。社員食堂とし提供されているところもある。
通勤途中に何を食べているの?
北京、上海ではスナック菓子を食べながら通勤!

「出勤途中」の間食として、北京、上海では「スナック菓子」、東京では「チョコレート」が最も食べられていました。「帰宅途中」の間食として、北京では「アイスクリーム」、上海では「ビスケット・クッキー・クラッカー」、東京では「チョコレート」が最も食べられていました。
東京、上海では「パン類」や「軽食類」といった空腹を満たす間食が上位に入っており、就労時間の長さも間食の種類の違いに影響していると推測できます。
本レポートの詳細は下記のPDFファイルでご覧いただけます。
- 全10ページ一括ダウンロード(3.1MB)
- 調査背景(474KB)
- 朝食・昼食・夕食をとる場所はどこ?(1.9MB)
- 通勤途中に何を食べているの?(237KB)
- 会社での間食はどうしているの?(601KB)
- これから増えそう&減りそうな間食って何?(179KB)
- チョコレートへの想い/スナック菓子への想い(425KB)
- お菓子への想いあれこれ(1.1MB)
- Pick Up 中国レポート まとめ(1.6MB)
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