食と生活情報レポート
食生活を中心とした社会の動きについて、調査した結果を紹介します。

会社員の間食事情
~3都市(北京・上海・東京)における意識と実態の比較(中)~
「会社員の間食事情 ~3都市(北京・上海・東京)における意識と実態の比較~」調査に関して、前回に引き続き、「会社での間食」について報告します。
なお、この調査結果をまとめたショートレポートはPDFファイルでご覧いただけます。
(日清オイリオグループ(株)生活科学研究課調べ)
会社での間食はどうしているの?
北京、上海では果物・野菜!?東京ではチョコレート!

会社での間食として、午前中は北京、上海で「果物・野菜」、東京で「チョコレート」が、午後は北京で「果物・野菜」、上海で「ビスケット・クッキー・クラッカー」、東京で「チョコレート」が最も食べられていました。
昔から中国では、手軽に持ち運びができ、安全に水分を補給できる食品として果物・野菜を食べていました。
現在では昔の名残に加え、カロリー、美容、健康管理などに気を使い果物・野菜を食べる習慣があるようです。

会社のパソコンの横にはきゅうりが!
よく食べられている果物・野菜、ナッツ類


きゅうりやトマト、パプリカなどの「野菜」、梨やぶどうなどの「果物」、ひまわりやスイカの種などの「ナッツ類」、なつめやドライフルーツなど日本では間食として馴染みのないものが多く食べられていました。
北京、上海では間食がコミュニケーションの一環に!



1週間の間食費用として北京、上海では多くのお金をかけているのに対し、東京ではあまりお金をかけていないことがわかりました。(北京、上海の20元未満は東京の250円未満に相当)
「自分のデスクで間食可能か」については、「間食できる」と答えた人の割合は東京では86%にもなりましたが、北京、上海では50%未満でした。
「会社で間食を配るか」については、東京では「ほとんど配らない」や「たまに配る」が多かったのに対し、上海では「ほとんど配る」、北京では「毎回配る」が多くなっていました。
これらのことから、北京、上海では果物・野菜が多く食べられているなど間食の種類の違いや、職場での間食に対する意識の違いなどにより、会社のデスクから離れた場所に集まり、皆で間食する様子がうかがえます。また、北京、上海では間食する際に皆に配る習慣があり、このことが間食にかける費用が高い理由にもなっていると推測できます。
これから増えそう&減りそうな間食
会社で食べるお菓子に求めることは、3都市とも「おいしい」!

会社で食べるお菓子に求めることについては、3都市とも「おいしい」がトップとなり、次いで「手が汚れない」、「匂いが少ない」、「音がしない」といった利便性を求めていましたが、北京、上海では「油控えめ」、「糖分控えめ」、「塩分控えめ」といった健康面を気にしていることも特徴的でした。
本レポートの詳細は下記のPDFファイルでご覧いただけます。
- 全10ページ一括ダウンロード(3.1MB)
- 調査背景(474KB)
- 朝食・昼食・夕食をとる場所はどこ?(1.9MB)
- 通勤途中に何を食べているの?(237KB)
- 会社での間食はどうしているの?(601KB)
- これから増えそう&減りそうな間食って何?(179KB)
- チョコレートへの想い/スナック菓子への想い(425KB)
- お菓子への想いあれこれ(1.1MB)
- Pick Up 中国レポート まとめ(1.6MB)
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