食と生活情報レポート

食生活を中心とした社会の動きについて、調査した結果を紹介します。

会社員の間食事情
~3都市(北京・上海・東京)における意識と実態の比較(下)~

「会社員の間食事情 ~3都市(北京・上海・東京)における意識と実態の比較~」調査に関して、前回に引き続き、「お菓子への想い」について報告します。
なお、この調査結果をまとめたショートレポートはPDFファイルでご覧いただけます。

(日清オイリオグループ(株)生活科学研究課調べ)

お菓子への想いあれこれ

経済性・利便性 上海では価格や利便性に敏感!
健康面 北京では特に健康面を気にしているが、東京ではあまり…
北京では安心・安全に対する関心が高い!

お菓子に求めることとして、北京では「安心・安全」、上海では「経済性・利便性」を重要視しているのに対し、 東京では特にこだわりはなく、「おいしければ何でもいい」といった関心の低さが表れていました。

チョコレートへの想い

北京、上海ではカロリー控えめ! 東京では暑い日でも溶けない!

チョコレートの好意度
チョコレートに求めること(複数回答可)

チョコレートの好き嫌いについて、東京は肯定率(「好き」、「やや好き」の合計)が92%であったのに対し、 上海は65%、北京では58%となり、大きな差が見られました。
チョコレートに求めることは、3都市とも「おいしい」がトップでしたが、北京、上海では「カロリー控えめ」、「虫歯にならない」といった健康面が気になるようでした。
一方、東京では「暑い日でも溶けない」、「後味がよい」といった機能性などを求めていることが特徴的でした。

スナック菓子への想い

北京、上海では油っぽくない!東京では空腹解消!

スナック菓子の好感度
スナック菓子に求めること(複数回答可)

スナック菓子の好き嫌いについて、東京は肯定率が85%であったのに対し、上海は56%、北京では38%となり、 チョコレート以上に大きな差が見られました。
スナック菓子に求めることも、3都市とも「おいしい」がトップでした。北京、上海では「カロリー」、「塩分」、「糖分」控えめなど健康面に対する要望が多かったのに対し、東京では「空腹が解消する」ことを求める割合が多く、 スナック菓子が食事を補うアイテムの一つとして考えられていることも推測できました。