食と生活情報レポート
食生活を中心とした社会の動きについて、調査した結果を紹介します。
’12キッチンにおける『油』の存在 ~家族形態別の比較~
揚げ物はどの世帯も食べることが大好き!
家で揚げ物を作らない“一人暮らし”も惣菜で
近年、少子高齢化の進展や未婚率の上昇などに伴い、
“夫婦と子”から成る世帯が減少する一方、“夫婦のみ”や“一人暮らし”世帯が増加しており、平均世帯人数も年々減少しています。また、共働き世帯の増加や中食市場の拡大などによって、調理の時短や簡便化傾向も強まっており、家庭における食スタイルは、今後さらに変化していくと予測されます。
そこで今回は、食用油の購入、食用油を使った調理、揚げ物惣菜などに関する調査を家族形態別に実施し、“一人暮らし”、“夫婦のみ”、“夫婦と子”世帯で比較しました。
(日清オイリオグループ(株)生活科学研究課調べ)
調査概要
- 調査実施日
- 2012年11月9~12日
- 調査手法
- インターネット
- 調査地域
- 全国
- 調査対象
- 20~60代の女性
- 各サンプル数
- 1151サンプル
調査結果
食用油の購入
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購入する容量は少ないが、使い切り期間は長い“一人暮らし”
一般食用油※の容量は、“一人暮らし”が「500g未満」、“夫婦のみ”、“夫婦と子”は「1000~1299g」、使い切り期間は“一人暮らし”、“夫婦のみ”が「3~5ヶ月程度」、“夫婦と子”は「1ヶ月程度」が最も多くなり、“一人暮らし”は小容量でも、長期間使用している様子が伺えました。 (※ここでの一般食用油とは、健康オイル(特保)、ごま油、オリーブオイル以外のサラダ油やキャノーラ油などを指す)
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容量も重視する“一人暮らし”
食用油の購入重視点を世帯間で比較すると、“一人暮らし”は「容量が適当」、“夫婦のみ”は「ブランド名」、“夫婦と子”は「価格が安い」が高く、特に“一人暮らし”の容量へのこだわりは顕著でした。
調理スタイル
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家族の存在が調理時間を長く
“夫婦のみ”と“夫婦と子”の調理時間の差はほとんどありませんが、“一人暮らし”との差は大きかったことから、家族の存在が調理時間に影響を及ぼしている様子が伺えました。
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揚げ物は家で作らなくても、惣菜で食べる“一人暮らし”
夕食の揚げ物頻度は、“夫婦と子”は「月に3〜5回程度」、“夫婦のみ”は「月に1〜2回」が最も多くなりました。
“一人暮らし”では「まったくしない」が最も多く、50%となりましたが、その中で71%は「弁当・惣菜を買って食べる」となりました。 -
どの世代も揚げ物を食べることが好き
揚げ物調理が好きな人の割合(「とても好き+まあ好き」)は、世帯人数が多くなるほど高くなり、20%〜40%程度でしたが、揚げ物を食べることが好きな人の割合は、どの世帯も大きな差はなく70%程度と高くなりました。
揚げ物惣菜の購入
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世帯間で購入に大きな差はなく
揚げ物惣菜の平均購入回数は、“一人暮らし”、“夫婦のみ”、“夫婦と子”の順に月2.5回、2.3回、2.5回となり、世帯間で大きな差はありませんでした。また、揚げ物惣菜の購入重視点は、どの世帯も「価格が安い」がトップとなり、上位項目に大きな差はありませんでした。
家族形態別の比較
食用油の購入 |
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調理スタイル |
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揚げ物惣菜の購入 |
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本レポートの詳細は下記のPDFファイルでご覧いただけます。
- 全8ページ一括ダウンロード(3.2MB)
- 調査背景・調査概要(1.0MB)
- 食用油の購入(1.2MB)
- 調理スタイル(1.6MB)
- 揚げ物総菜の購入(937KB)
- 家族形態による違い/考察(862KB)
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