食のバリューチェーンへの貢献
食のバリューチェーンへの貢献
お客さまと共に技術・商品・サービスを磨き、お客さまが創造する価値を高めます
世界の油脂需要は増加しており、社会・環境の変化とともに使われ方も多様化しています。当社グループは植 物資源の価値を技術でさらに高め、お客さまとの共創を通じ、社会が求めるソリューションを実現します。安心 を生む製品・サービスの安定した提供と、価値の創造を通じて、食のバリューチェーンに貢献します。
共有価値
- 油脂とミールを安定的に供給し、国内食品産業および畜産業の発展に貢献する
- 油脂を中心に植物資源の新たな機能や用途をお客さまとつくりあげ、ソリューションを広げる
- 油脂の機能を最大限に活用し、食べられる食品が捨てられることを防ぐ
- 植物資源を新しい消費志向や食糧の安定供給を満たすために活用する
2030年度までのCSV目標

BtoB市場におけるユーザーベネフィットを追求したソリューションの提供
(2028年度)
グローバル油脂・加工油脂の利益成長率(2023年度比)
グローバル3極(北米、欧州、アジア)における生産・マーケティング基盤の構築
(2028年度)
グローバル油脂・加工油脂における資本投下、施策の進捗
(2028年度)
チョコレート用油脂の利益成長率(2023年度比)
(2028年度)
国内BtoB向けマーケティング・機能型商品※の利益成長率(2023年度比)
日本の食を支える油脂とミールの安定供給
(2028年度)
油脂・油糧および加工食品・素材事業のROIC
50年先を見据えた最適な油脂・ミールの供給体制の再構築(~2035年)
将来の需要動向を見据えた油脂とミールの安定供給体制の維持・確立
- ※
- ビジョン2030の経営目標であるROIC 7%の達成に向け、利益拡大・利益率向上の視点から戦略的に拡販していくべき商品群を対象
社会環境・社会課題
- TPPなどの貿易協定の進展や食資源確保における国際競争の激化などにより、国内搾油事業の国際競争力が低下する
- 消費者および企業の新たな製品・価値への欲求が高まる
- 日本では生産年齢人口の減少に伴い、人手不足が顕在化する
- 世界的な食糧不足、食品ロス問題への取り組みが活発化する
- 人口や中間所得層が増加する地域・諸国における食糧供給を支える産業が発展する
当社グループへの影響 ▲:リスク ●:機会
- ▲国内畜産業の縮小と輸入ミールへの対抗により搾油事業の収益力が低下
- ●人手不足や食品ロス問題を中心に油脂に求められる機能・役割が高度化
- ●社会課題解決に資する商品・サービスの提供により、ビジネス機会拡大へつながる
- ●新興国においては、食品産業が発展し、ビジネス機会へとつなげることができる
- ●食品の代替生産技術の進展により食糧生産のスキームの選択肢が広がる
課題解決に向けた具体的取り組み
- 搾油事業の持続可能性確保に向け、アライアンス戦略等を推進する
- 創発的な営業プロセスを実践し、常に変化していくお客さまの課題解決に向けた提案と、継続的な開発を強化する
- アプリケーション開発により、油脂と他の素材を組み合わせて新しい食品や加工用の原材料などを開発する
- 食品のおいしさ持続と賞味期限延長について、技術開発を深化する
- 「新たな食糧生産スキームの構築」・「新たな油糧資源、機能素材の獲得」等を目指し、代替脂質生産に取り組む
- 将来の食糧不足解消に貢献すると期待され、市場が拡大し続ける植物による肉や乳の代替など、食の新たな潮流に対応する