Cacao Action Plan カカオアクションプラン

「カカオ調達方針」に沿い、グループ一体で課題解決に取り組んでいます。
業務用チョコレートの製造・販売を行う大東カカオは、カカオのサプライチェーン上で生じる社会・環境課題の解決に向けて、世界カカオ財団(WCF)への加盟などを行ってきました。2024年3月には、カカオアクションプランを策定し、カカオの持続可能な調達に向けた取り組みを進めています。

カカオアクションプラン

アクションプラン(実行計画および進捗状況)

活動項目 2023年度進捗(一部これまでの実績を含む)
1 トレーサビリティが確保できる新たな調達ルートの確立 農園までトレーサビリティが確保できるカカオ調達先の確立と、農家・社会支援策の実施による貧困の改善・児童労働撲滅、森林伐採の防止 トレーサビリティが確保できる新たなカカオ調達ルートの確立に向け、2023年は風味および品質等の評価を実施、現地視察を経て2024年にテスト的な調達を実施予定
2 認証カカオ製品の拡大 認証カカオ原料調達による農園生活者や労働者の生活改善や森林伐採の防止 2023年10月、製品の使用が農園生活者や労働者の生活改善や森林伐採の防止につながるよう、認証カカオ豆を使用した業務用チョコレート製品「ANTHEM(アンセム)」シリーズを発売
3 風味のサステナビリティ活動の実践 希少なエクアドルのアリバ種(カカオ豆)の保全と、労働環境の改善と生産性向上によるカカオ産業への貢献 2021年からエクアドルSan Jose農園にて、古来よりエクアドルの地に生息している「アリバ種」の保全活動に参画。最新設備の整ったプランテーションで、耐病性の強い台木に伝統的なアリバ種の穂木を接ぎ木し、風味、品質の維持を図る。この取り組みは2022年10月にスタートし、テスト的な収穫を経て2027年に農地を拡大予定

「カカオアクションプラン」取り組み事例

大東カカオは、2021年よりエクアドルSan Jose農園にて、アリバ種[ナショナル種](※)の保全活動に参画しています。
2022年10月から、昔ながらのエクアドルの風味を保全することを目的として、台木に大東カカオが選定したアリバ種を接ぎ木する作業を開始しました。
今後も、伝統的なカカオの風味を次世代へ継承することを目指し、活動を継続していきます。
※アリバ種:エクアドルの固有品種で、カカオの原生種に近いといわれています。
詳細は大東カカオのホームページをご覧ください